日本における政治的不確実性が円高を牽引している。
週末の参院選で与党が歴史的敗北を喫したことを受け、円が上昇し、政治的不確実性が高まる状況となった。アジア株式市場はまちまちで始まった。
円は米ドルに対して一時0.7%上昇したが、日曜日の参院選で与党が大敗したことで、その後上昇幅は縮小した。日経平均株価先物は、国内市場が祝日のため休場となる中、ほぼ横ばいとなった。アジア市場の序盤、米国株価指数先物は0.1%上昇した。
首相が野党からの支持獲得を目指している中、トレーダーはこうした政治的不確実性が日本でどのように展開するかを注視している。
日本の老舗政党の党首が、少なくとも一つの議会で過半数議席を獲得せずに政権を握るのは、1955年以来初めてのことだ。 「不確実性は、少なくとも当初は円にとって強気となる傾向がある。全体的に見て、選挙結果は日本の資産にとって良いニュースではないため、円高へのエクスポージャーを減らすことを検討するだろう。」