ATMANはGameFiにEsportsFiやIdeaFi、SocialFiの機能を掛け合わせたプロジェクトです。プレイして稼ぐだけの従来のGameFiと異なり、ATMANでは、プレイヤーがATMANゲームを楽しんでいく過程で、ゲームギルドを構築したり(SocialFi)、ゲームルームを創ったり(IdeaFi)、リーグを開催したり(ESportsFi)と、非中央主権的なゲーム体験が提供されていく見通しです。具体的には、プレイヤーが主導権をもってコミュニティやゲームルール、さらに 、部分的なトケノミクス設計ができます。
前回の記事執筆時点からATMANのゲームの開発が進み、クローズドアルファテストリリースが目前となりました。開始予定日は8/29 10:00 UTC (日本時間19時)で、αテストにもかかわらず3,000ドルもの賞金プールを用意しているとのこと。ゲームプレイ含めた概要や攻略方法が明らかになってきたのでリサーチ結果を記事にまとめます。
※アルファテスター専用のDiscordを既に開設しているので、興味のある方はこちらからご参加ください。Discord内のアナウンスチャンネルにテスター参加のGoogleフォームがあるのでそちらを提出もお忘れなく.。

【本記事の構成】
・ゲームモードの種類
・ゲーム内アセットの紹介
・ゲームの進め方
・アルファテストの詳細/攻略方法
・最新情報

🔶ゲームモードの種類

ATMANは戦略系カードゲームであり、強いカードを手に入れ、デッキを組み、対戦に勝つことで報酬を手に入れることができます。例えるなら、遊戯王やポケモンカードの大会をオンチェーンで遊びながらトークンを稼げる感覚に近いでしょう。
また、対戦には複数のバトルモードがあり、クローズドアルファでは「Match Making」モードが解放されるそうです。ちなみに、今回のテスト期間中、プレイヤーはMatch Makingでプレイをすると、テストトークンをゲットできます。テスト終了後、ランキングに基づいてUSDTが配布されます（※具体的なルールは後日公表とのこと）。

さて、ホワイトペーパーとも照らし合わせると、対戦には5つのバトルモードがあると見込まれ、大まかにPvCとPvPの２種類に分けられます。

🔻PvE(Player vs Enemy)

• Story mode（ストーリーモード）
  ATMANの世界観を楽しみながらPCと対戦し、ストーリーをアンロックしていくモード。GameFi感覚でトークンを稼げるようになるのではと予想しますが詳細はまだ不明です(ホワイトペーパーにのみ記載あり)。

🔻PvP(Player vs Player)

Twitter動画で公開されたSneakPeakに載っているゲームモード。テスト用のマッチメイキングに加えてユーザーやATMAN主導のリーグ戦があります。

• Match Making（マッチメイキング）★現時点で最重要
  オンラインのプレイヤー同士で対戦するモード。ゲームの練     習をしながらトークンを稼ぐこともできます。ATMAN運営へのヒアリングによると、アルファテストではこのモードが解放され、1on1のバトルがプレイできるそうです。ゲームマッチはグローバルで行われ、勝者だけでなく敗者にも少量のテストトークンが渡されます。先述の通り、良い成績を残したユーザーにはUSDTを含む賞金があります。

• Ranked Match（ランキングマッチ）
  ATMAN運営が主催する中央集権型のリーグイベント。8人のプレイヤー内で優勝者が決まるまで勝ち抜き戦が行われ、上位のプレイヤーはそれに応じたランキング勝利ポイントがもらえます。リーダーボードにのったプレイヤーには賞金が配布され、3か月に1回順位がリセットされます。

• Club Arena（クラブアリーナ）
  ゲームプレイヤーが主催する非中央集権型のイベント。「Club NFT」ホルダーがClub Arenaを主催することができ、ゲームのルール、プレイヤー数、最低参加料、ゲームに使われるチップの種類を設定できます。

• League Match（リーグマッチ）
  「League NFT」を所有しているプレイヤーがトーナメントパスというアイテムを購入することによって開催することができる非中央集権型のユニバーサルトーナメント。開催者は賞金プールやゲームのルールをデザインします。参加者はチケットを購入してリーグに参加することができ、主催者が決めたルールに従ってゲームの腕を競います。

🔶ゲーム内アセットの紹介

ATMANのアルファテストや将来開催されるリーグに参加するメリットが分かったところで、具体的にどのようなゲームができるのでしょうか。まずはゲームを構成するヒーローNFTと、ヒーローNFTを強化するタレントについて説明します。

🔻ヒーローNFT

ATMANは「ヒーローNFT」がメインアセットであり、これを入手することでゲームをプレイすることができます。ヒーローNFTは「Mystery BOX」を開封することによって入手できます。

【Mistery BOXの入手経路】
・ATMAN公式HPから0.02ETHでミント(3個まで購入可能)
・OpenSeaでの購入
・X(旧Twitter)やDiscordでのGiveawayイベント

🔻タレントカード

ヒーローNFTの戦闘力を強化してくれるのがタレントカードです。タレントカードにはヒーローNFT固有でトレードできないバウンドカードと、トレード可能なアンバウンドカードがあります。これらの組み合わせがゲームの結果を左右します。
※ヒーローNFTに対して50枚のバウンドカードが付属しているので、カードを別途集めなくてもゲームをプレイすることができます。
※アンバウンドカードを手に入れてデッキを強化することが勝利の近道になりそうです。

参考のため、複数種類あるタレントカードのうち、ACとRAGEを紹介します。

【AC(防御系)タレントカード】
・カードに記載された分だけダメージを無効化する
・次のゲームラウンドにも50％の無効化効果を引き継ぐことができる

【RAGE(攻撃系)タレントカード】
・次のターンの攻撃力がカードに記載された分だけ増加する
・ラウンド終了時に攻撃力は元の数値にリセットされる

ホワイトペーパーによると、ヒーローNFTの種類は14種以上、タレントは50種類以上が用意されていて、これらを使った戦闘プロセスにはランダム性があるそうです。今後、新しいカードパックがローンチされていき、アンバウンドタレントカードの種類は100を超えるともいわれています。レアリティの高いカードを手に入れてATMANゲームを攻略していきましょう！

🔶ゲームプレイの流れ

最後に、ATMANゲームの具体的な流れを説明します。上記画像の通り、ゲームは①デッキ編成②タレントアンロック③対戦 の3つのステップを経てプレイすることができます。

🔻デッキの編成

ジャンルデッキとサポートデッキの2種類があり、これらを設定することでゲームを遊べるようになります。

【ジャンルデッキ】
ヒーローNFTには50枚のアンバウンドカードが紐づいていますが、これらが初期のジャンルデッキになります。アンバウンドカードは12枚あり、これらを入手することにより、強力なデッキ編成にすることもできます。
※ヒーローNFTにはジャンル(属性)があります。異なるジャンルのヒーローNFTを複数持っている場合、ヒーローNFTのジャンルごとにデッキを組む必要があります。
※同じジャンルのヒーローNFTを持っている場合は、ジャンルデッキを共有することができます。

【サポートデッキ】
バウンドサポートカード（全15種）とアンバウンドサポートカード（全5種）があります。サポートカードはヒーローNFTのジャンルに関わらず使用することができます。

🔻タレントアンロック

各ヒーローNFTには5つのユニークなヒーロータレント、ジャンルタレント、ジェネラルタレントが付属していますが、最初からそのポテンシャルを最大限発揮できるわけではありません。レベルアップによってこれらのタレントを徐々にアンロックすることができます。

🔻対戦

対戦相手が決まったら、対戦に使用するヒーロー、ジャンルデッキ、サポートデッキを決めます。この3つは一度決めると、試合中の変更はできません。

【バトルのサイクル】

対戦は複数ラウンドによって行われ、各ラウンドの前にカードを調整できます。相手の傾向を分析しながら使用するカードを選定しましょう。

①カードドロー
試合開始時、各ヒーローは初期レベル1、タレント所持数0からスタートし、 ベースカードを引くチャンスが3回与えられます。カードを引いたら、それらを使う順番に並べ替え、必要に応じてカードを別のカードに交換したり、合成してアップグレードすることもできます。

②バトル
対戦はオートバトル。ラウンドが終了するまでヒーローたちが戦ってくれます。

③アセンション
各ラウンド終了ごとにレルムが拡張され、使用可能なタレントカードの枚数が増えていきヒーローNFTの戦闘力を上げることができます。ラウンドを経るごとにゲームは複雑性を増していくことでしょう。
対戦は、どちらかのポイントがゼロになりゲームから脱落するか、最終ラウンドにたどり着くまで続けられます。最終ラウンドに到達した場合は、ポイントが多いプレイヤーが勝利となります。

🔶アルファテスト詳細/攻略

最後に、アルファテストの攻略情報をお伝えします。公式からも英語版で案内が出ていますので合わせてご確認ください。
※テストリリースまでにゲーム仕様の一部が変更となる可能性があります。

🔻ヒーローNFT

アルファテストでは「Matthew Thor」というヴァルハラ出身のヒーローのみが選択できます。
※ヴァルハラは悪の組織ニューパラダイスに立ち向かう武闘派集団の拠点の一つ。
ゲームアセットはヒーローNFTとタレントでしたね。つまり、アルファテストではタレントをいかにうまく組み合わせてコンボを作るかという腕前が試されます！

🔻カードセット

全てのテスターに同じメインカードセットとサポートカードセットが配付されます。よって、ゲームの理解度や上手さで勝敗が決まることになりそうです。運営によるとサポートカードは2種類あるそうです。

①ファーマシスト(薬剤師)

15枚のポーションサポートカードが追加され、より多くのエネルギーとライフを獲得することができます。

②エンジニア(開発者)

追加ダメージを与えるカードが手に入り、相手を弱体化させることができます。

🔻タレント

これらのタレントカードは2ラウンドに1回使用することができ、HPを回復したり、新しいカードを手に入れたり、経験値を上げたりすることができます。
※タレントカードのATMANのロゴは「クリスタル」と呼ばれ、タレント発動などのアクションに必要なコストを表しています

🔻カードドロー

各ラウンドの前にクリスタルを1つ消費してカードを引くことができます。デッキから光れた3枚のうち一つを選択して、バトルで使いたい順番に並べ替えます

🔻タレントカードスロットの解放

ラウンド終了時にtrainボタンを押すと次のラウンドで使えるタレントカードのカードスロット(手札の数)が増えます。ラウンドごと対戦に使えるカードが増えるので、早期のうちに強いコンボを決められるように手札を増やしておくのも一手です。

🔻コンボ

手札のカードを特定の順番に並べると、素晴らしいコンボが発生することがあります。最後まで読んでいただいた方のために、ATMAN初心者でも簡単に使えるコンボの例を紹介します。これらを駆使してアルファテストのリーダーボードに乗り景品を獲得しましょう！

【RAGE→ATKコンボ】
RAGEは次のターンの攻撃力をアップさせる効果を持つカードで、ATKはそのターンの攻撃力をアップさせるカードです。例えば、ラウンド１にRAGE+2のカードを使い、ラウンド2にATK+3のカードを使うと、ラウンド2において5のダメージを相手に与えることができる。これで一気に相手を攻め落とすことができるでしょう。

【AC→ATK/RAGEコンボ】
ACそのものは防御目的のカードで、カードに記載されているダメージを無効化することができる。ゲーム後半になるとACをATKやRAGEに変換できるカードも使えるので、防戦一方でもACさえあれば形勢逆転することができます。※ACをHPに変えることもできるそうです

【Energyコンボ】
Energyは強力なタレントを使用するのに必要です。Energyを補充するカードを使った後に強力なタレントカードをまとめて使えば、非常に強力な一撃を放つことができるでしょう。

以上の知識を持ってバトルに臨めば、この記事を読んでいない初心者には簡単に勝つことができるでしょう。読者の皆様がアルファテストで好成績を残せますように！

🔶その他情報

ATMANのプロジェクトチームは17年以上のゲーム業界での経験があり、10億ドル以上の収益を上げてきたそうです。それだけあって、ゲームのビジュアルやエフェクトは非常に洗練されています。まだ公式Twitterから発信されている動画を見ていない方はぜひ確認してみてください。

このほか、以下の情報も公開されているので。余力のある方はチェックしてみてください。

1．アルファテスター専用のDiscord
また、アルファテスター専用のDiscordを既に開設しているので、興味のある方はこちらからご参加ください。Discord内のアナウンスチャンネルにテスター参加のGoogleフォームがあるのでそちらを提出もお忘れなく

２. テスター参加者にUSDTやアセット
テスター参加者はUSDTのほか、ゲーム内アセットを獲得できるチャンスがあるようです。GALXEのGasslessタスク（Discord参加とツイートのいいねだけ）もやっておきましょう
詳細はこちら：https://twitter.com/AtmanRebelFlame/status/1688808690747596800

3. 友達招待と特典
また、サーバーに友達を招待することでも特典をうけられるそうなので、既にテスター要のDiscordサーバーに入っている方はぜひリファラルしてみてください。

🔶DYOR

なるべくご自身でもリサーチを行ったうえでNFTの売買やゲームをお楽しみください。この記事は特定のプロジェクトへの投資を勧めるために書かれたわけではありませんが、この記事をきっかけに、読者の皆様のゲーム産業やブロックチェーン技術への興味関心が深まれば幸いです。

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