Opside:Web3を革新するインフラ 非中央集権化×Zkロールアップ

未来を切り拓くWeb3プロジェクトとして、NFTマーケットプレイスのBlurやDEXのUNISWAP、L2スケーリングソリューションのzksync eraは世界中の注目を集めています。これらのプロジェクトは優れた技術力を持っており、プロジェクトを初期から応援する人へのエアドロップを行うことでますます人気に拍車をかけています。さて、今回ご紹介するOpsideも、エアドロップが見込まれる注目プロジェクトの一つです。Opsideは、ZkRollupに着目したWeb3インフラプロジェクトであり、有名なVCであるNGC およびWeb3.com Venturesから400万ドルの資金調達を受けて誕生しました。Opsideの素晴らしいところはZK-RaaS (ZKRollup-as-a-Service)という新しいコンセプトです。この革新的なサービスによって、現在のWeb3業界における種々の問題を解決することができるのです。

この記事を読むことによって…Web3初心者は、Optimistic RollupとZkRollupの意味やWeb3基礎知識を習得できるでしょう。Web3ネイティブは、Opsideをより詳しく知りたいという動機を得られるかもしれません。

🔶RaaSがもたらす安全安心スピーディーなブロックチェーン利用

XaaS(Everything as a Service)は、様々なサービスをインターネットを通じてオンデマンド提供するビジネスモデルです。一般的なところでは、以下のような例が知られています。

・MaaS(Mobility as a Service):あとちょっと移動したいときに車を呼べる・SaaS(Security as a Service):セキュリティ対策に必要なソフトを低コストで使える

Web3の世界の例を挙げると、ReadONが提供しているTrend3のCaaSが挙げられます。

・CaaS(Contents as a Service):特定プロジェクトのコンテンツフローを集約受信できる

このように、あらゆるものがクラウド(リモートアクセス可能な情報やアプリの集積地)を介して安く、早く、広く提供されるようになりました。 そんな中、Opsideが目を付けたのがZK-RaaS (ZKRollup-as-a-Service)です。ZKRollupは、ブロックチェーン上の取引に対して、セキュリティの高さ/トランザクションの処理速度/プライバシーの高さを与えてくれる最新技術の一つです。

読者の方の中には「セキュリティの高さ/トランザクションの処理速度/プライバシーの高さ いずれもどこかで聞いたことある謳い文句だなぁ」と感じる方がいるかもしれません。それはきっとLayer2の「スケーリングソリューション」に関して理解があるからでしょう。ブロックチェーンのセキュリティや処理速度等を向上させる技術はスケーリングソリューションと呼ばれており、これはブロックチェーンに刻む情報を最小限にして大量の処理リクエストに対応できるようにするために考案されました。例えば、お風呂の水を洗濯機に移し替える時は小さなコップで何回も水を運ぶより、大きなバケツで一気に水を運んだほうが早いですよね?ブロックチェーン上の取引も同様で、1件1件のトランザクションを少しずつブロックチェーンに刻むのではなく、たくさんの取引をまとめて(ロールアップして)処理した方が早いわけです。多くのLayer2では、Optimistic Rollupという手法が活用されています。さて、ZK RollupもOptimistic Rollupと同じスケーリングソリューションの一つです。では一体何が違うのでしょうか?実は、Optimistic Rollupにはいくつかのイケてない問題を抱えています。これらの問題をスマートに解決するのがZkRollupなのです。

**🔻セキュリティの高さ(安全):**Optimistic Rollupは文字通り「楽観的なロールアップ」を意味します。これはどういうことかというと、トランザクションの実行結果が事前検証されずにブロックチェーン上に公開されることを表しています。「検証しなくても悪さをする人なんていないよね?」という性善説的な考え方です。Optimistic Rollupでは誰かがその不正を摘発しない限り、不正確なトランザクションがオンチェーンに刻まれたままになってしまいます。一方、Zk Rollupは、暗号学的に検証可能な証明を用いて、トランザクションの正当性を検証する手法です。トランザクションがブロックチェーンに追加される前に、事前に検証が行われ、正当性が確認されます。これにより不正は事前に防止されるため、より健全な取引が約束されます。※ちなみに、Optimistic Rollupの不正を摘発する仕組みは「チャレンジ」と呼ばれます。公開されたトランザクションに対して検証を行い、不正が見つかった場合は、不正を行った人に罰則が与えられます。

**🔻プライバシーの高さ(安心):**Web3の世界では今まで、特定のウォレットの残高はいくらあるか、その人が誰にいくら送金したか、その人はどのようなdappsを利用したかが丸見えでした。Optimistic Rollupではチャレンジのためにトランザクションをオンチェーンに公開しますから、プライバシーの問題を解消できません。それに対して、Zk Rollup(ゼロ知識証明)はトランザクションの正当性を検証するために、トランザクション内容自体を暴露する必要がないので、他人の目を気にすることなく自由に取引ができるようになります。

**🔻トランザクション処理速度(スピーディー):**Optimistic Rollupではオフチェーンで行われた計算が正しいものかを検証するチャレンジという仕組みが複雑で、この処理に時間がかかるといわれています。その一方で、ZkRollupで使われているゼロ知識証明は、オフチェーンで行われた計算の検証を簡単に実行できます。そのため、ZkRollupを活用したほうがトランザクションを早く処理できるのです。

こうやって見ると、Optimistic RollupはZkRollupによって代替されるのではないかと思われるのではないでしょうか?そう思った方なら、Opsideが思い描いている野心的なマスアダプションをより現実的に感じられることでしょう。

🔶OpsideのZkRaaSを紐解く

ZkRollupは上記の通り大変優れた技術であるのですが、開発者が自身の製品にZk Rollupを取り入れるには、専門知識が必要となるのは言うまでもなく、膨大な量のトランザクション計算を処理するために非常に高価なハードウェアを購入して毎月高額な電気代を払い続ける必要があります。結果として、多くの開発者がZkRollupを敬遠してしまっています。その状況に目を付けたのがOpsideです。Opsideは重厚なハードディスクと高度な計算能力をもつCPUを自社で準備する代わりに、世界中の誰もがクラウド上でZkRollupに必要な計算を行い、インセンティブを受け取れる仕組みを作り上げました。このようにZkRollupを非中央集権的に提供することで、Zk Rollupにかかる労力が按分され、開発者は高いコストをかけることなくZkRollupを実装できるようになるのです。更に、OpsideはSDK(ソフトウェア開発キット)も提供しており、いくつかの条件をマウスで設定するだけで簡単にZkRollupを実装できるようにしました。これにより開発者はハードウェアや計算コストのほか、専門知識の必要性からも解放されたのです。

さて、最後にOpsideの中身について見ていきましょう。Opsideはただ単にZk Rollupを提供するだけでなく、異なるチェーン間の相互運用性を高めることにも成功しています。以下の図は、Opsideがデザインしたアーキテクチャです。

Opsideのアーキテクチャ
Opsideのアーキテクチャ

L1:Ethereum、BNB Chain、Polygonと同様のパブリックチェーンとしてOpside Chainを構築L2:Zkロールアップチェーンをクラウド化して異なるチェーン間の相互運用性を高めている(Opside Zk-PoW Cloud)

Opside Zk-PoW Cloudの中にSDKが組み込まれており、開発者はOpsideを活用することでzksynk eraを使うこともできるし、ScrollやPolygon zkEVMを使うことだってできます。現時点で主要なZkサービスを簡単に作れるようになっており、マルチチェーン展開も容易にできます。また、Opsideチェーンが橋渡しになることで、ほかのパブリックチェーンからOpside Zk-PoW Cloudまでデータをシームレスに送受信できるようになるので、開発者やユーザーはチェーンをまたぐことによるストレスから解放されることでしょう。

このようにZkRollupをサービスとしてクラウド展開することにより三方良しになります。

・マイナーは、PoWによる収益機会を得られる・開発者は、簡単にZkRollupをアプリに組み込める・ユーザーは、早くて安心で安全なアプリを楽しむことができる

ZkRaaSの魅力は伝わりましたでしょうか?

※上記コンセプトは「Opside ZK-POW Cloud」と呼ばれており、現在テスト中。将来、マイナーはパソコンを使ってL2でPoW(Proof of Work)の報酬として$IDEを受け取れるようになります。※Opsideはバリデーターに対してEthereum 2.0の仕組みを改良したPoSの機会も提供しています。PoSはL1,L2の両方で行われます。

🔶エアドロップを狙え!

Ethereumが50万以上のノードを持つ世界最大の分散型ネットワークであるのに対し、プレαテストを行っているOpsideでは約1万のアカウントが安定稼働しているそうです。Opsideのコンセプトはまだほんの始まりにすぎず、$IDEの価値はこれから大きく上がる可能性を秘めています!

さて、$IDEは未上場ですが、現時点では下記の方法によってポイントを入手することで$IDE上場時にエアドロップを受け取れるそうです。

・マイナーかバリデーターとして活動し、テストネットで貰った$IDEをポイントに交換する・GALXEイベントでポイントを獲得する

Opsideのマイナーやバリデーターになるのは比較的簡単ですが、一般の方にはGALXEイベントに参加することが最も現実的でしょう。GALXEイベントにはこちらのリンクから参加できます。

最後に、どんなタスクをこなせばポイントを獲得できるか紹介します。

🔻GALXEでのポイント獲得タスク

・Discordでたくさん発言する
・TwitterでOpsideの情報を発信する(RTやタグ付けコメントなど)
・Opsideに関するリアルイベントを開催する(大量ポイント獲得可能)
・Opsideプレαテストネットでトランザクションを残す
・BitKeepやFoxWalletにGALXEに接続しているアドレスをインポート
・Sideswap、Era7、XThrill PowerPlayなどのOpsideZkを活用したDappsを使う
・自分でZkRaaS使ってDappsを開発する(大量ポイント獲得可能)

遊び感覚で最新技術に触れながらエアドロップ期待もできる良い機会になることでしょう◎

【外部リンクまとめ】ここで紹介した以外にもOpsideについて詳しく知りたい方は以下の公式URLをご確認ください。

Website:https://opsi.de/

Twitter:https://twitter.com/OpsideZK

Discord:http://discord.com/invite/vazMR527E5

Docs:https://docs.opside.network/introduction/welcome-to-opside

Demo video:http://opside.docsend.com/view/9tc7bwfenks3xa94

【DYOR】この記事は特定のプロジェクトへの投資を勧めるために書かれたわけではありませんが、この記事をきっかけに、読者の皆様のブロックチェーン技術への興味関心が深まれば幸いです。

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