ちまたで話題のweb3。今年に入ってコミュニティに入会したり、記事を読んだり、少しずつ理解が深まってきました。そこで、ふと思ったんです。いつもnoteにせっせと無料で記事書いているけど、記事だってNFT化できるんだよな…と。NFTというと画像のことばかり強調されますが、文字コンテンツだって立派な自分の資産なんだから、web3のプラットフォームに載せたっていいんじゃないか?
調べてみたらクリプトと接続できるライティングのプラットフォーム、いくつかありましたよ!!どうやらこのMirrorってのが一番有名で、記事にクリプトで投資してもらえるだけでなく、暗号資産の分配やクラウドファウンディングできたりと、いろんな使いみちがあるようです。
もしかしたら今後はクリプトで稼ぐライターさんも増えていくかもしれませんね。ということで、今回はMirrorで記事を公開する方法をご紹介します。
Mirrorとは、簡単にいうとブロックチェーンと繋がったブログのプラットフォーム。記事をNFTとして公開でき、書き手は自由に記事の値段をクリプトで設定することができます。
また、クラウドファウンディングの機能もあり、事前に記事のアイデアを投稿し、目標額を決めて投資を募ることも可能。「長編に挑戦したくても、手元の資金がないから執筆に集中できない…」、そんなときはこのMirrorで資金集めをしても良さそうですね。成功事例として、ドキュメンタリー映画「Ethereum: The Infinite Garden」はこのMirrorで1000ETHを超える資金調達を実施したそうです。(1000EHTっつたら、2億以上ですよ。すごい!)
さらに、書き手だけが資金を得るのでなく、Splitという機能を使えば収益を分配することもできます。協力してくれた人や、記事を書く際にインスピレーションを与えてくれた人がいた場合、そのお返しとしてアドレスを登録しておけば分配率に沿って資金が移動されるんです。(便利!)
同様のweb3のプラットフォームとして、日本ではHiDEもよく知られているようです。ただ、HiDEはコミュニティ要素があり、ファンと書き手との経済圏を創出する点に重きが置かれているようです。それに対し、Mirrorはクリエイターが文字コンテンツで資金を調達するための手段といった要素が強い気がしています。
クラウドファウンディングだったり、分配だったりと、Mirrorは「投資」という側面を強化したオンチェーン版のプラットフォームですね。
さあ、それでは早速Mirrorに登録してみましょう。その前に暗号資産(イーサリアム)持っていますか?Metamaskありますか?ウォレットとつなげる必要があるので、事前にこちらの記事をみて取得しておいてくださいね。
ウォレットさえあれば、登録はそこまで難しくありません。案内にそってblogの名前や紹介文を入力します。
和菓子の記事を書いていきたいので、「Matcha time」という名前にしてみました。左のメニューにはCrowdfundsやSplitsがありますね。ここで資金調達や分配率を決めておくことができます。資金調達というと身構えがちですが、UIがシンプルで、わかりやすく作られているので、とても簡単に設定ができそうです。
Mirrorでは、ガス代を安価にするためにイーサリアムのレイヤー2である「Optimistic Ethereum」が採用されています。
そのため、ウォレットにOptimisticのネットワークを追加しておきましょう。ウォレットから「ネットワークの追加」をおして、下記を入力。
ネットワークが追加できたら、イーサリアムから少しだけ資金を移動(ブリッジ)します。Optimismのサイトにいき、Bridgeのメニューを開きます。移動したいETHの料金を入れてDepositをクリック。ガス代が安いので数百円単位でもいいみたいです。
※ 事前にネットワークをOptimisticにしておくのを忘れずに。
Metamaskで署名をしたら、2,3分でブリッジが成功しました。ウォレットを見るとちゃんとOptimisic Ethereumに移動した資金が入っていました。
ここまできたら簡単です。いわゆる他のプラットフォーム同様に、記事を執筆していきましょう。動画や画像や、NFT画像も記事に入れることができます。
書き終わったら「Publish」をおします。もし記事をNFTにしたければ、NFTレバーをONにするのを忘れずに!!
値段を配布数が入力し、Publish Entryをクリック。これでMirror上に、NFTとして記事を公開できました。ちなみに、POAPのように無料(0ETH)のNFTにしても良いそうですよ。
さて、公開された記事を見てみましょう。
記事の右上に「Collect」というマークがあり、そこをクリックすると先程設定した値段が表示されています。
読み手は「Collect」することで、書き手に報酬を渡して応援できますし、自分がどの記事に興味を持っているのかアピールすることもできるようです。
さて、ざっとですが、Mirrorでの記事公開の仕方をご紹介しました。Mirrorはちょっと前まで、コンテストで選ばれた人しか記事を公開できなかったそうです。でも今はまったく敷居なし!
管理画面は使いやすいですし、人とは違った形で小説を書きたいと思っている方には、かなりおすすめのプラットフォームです。ウォレットさえ持っていれば記事公開はそんなに難しくはないので、ぜひ試してみてくださいね!
また、下記の記事はMatcha timeとして公開した和菓子の記事です。よろしければこちらもご覧くださいね。