無題

2021年、15歳の主張を引きずり自称進学高とコロナで牢獄化した寮の往復と深夜は資金繰りのWebsite制作やインターネットと読書,カフェイン,ODなどで躁鬱生活を過ごしていた私にとって桜庭一樹さんの小説 「 砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet 」で最後に記された言葉は衝撃だった。

砂糖でできた弾丸では子供は世界と戦えない。あたしの魂は、それを知っている。

海野藻屑は少女で死に、山田なぎさ・友彦は大人になる。そこにあった違いは世界への実弾を持つか持たないかだった。高校生の私は実弾を持たず目の前にあるものは砂糖菓子の弾丸だらけ ー 死ぬまで使わないであろう古典の単語集や化学の教科書,好みかもわからない威力もわからない実弾の種類を扱う進学候補とその学部…etc ー だった 。砂糖菓子で胃がたるみすぎ、それが2年間ズルズルと続いていた。少なくとも落ち着きがなく小中学校で一冊のノートも取れない&モチベーションゼロの自分にセンター試験→大学→就職のルートが無理なことは明快だった。

だから2023年2月8日、高校2年生のときに留年をかけたやる気のない期末ではなく退学をすることに決めた。期限は決めず吉本隆明の「引きこもる」を実践することにした。いまでも鮮明に覚えてるが、何か決断のきっかけがあった訳ではない辞めよこれだけだ。入った道から出るそれだけだった。

2023年3月4日には東京に戻った。それからは読書やアニメ・ドラマ・映画の鑑賞、初めて単独でのAave Improvement Proposalの通過に始まり、4月のETHGlobal Tokyo & DAO TOKYOの期間とその少し後でネット上で話したり協力したりしていたDAO Contributorたちと会え良い刺激を頂いた。それまでDAO・Cryptoの世界の静かな熱狂を感じていたが、それは確かに実在する実弾であることを確認する機会であった。

夏は日本から世界標準のDelegate Pratform(☜世界にも2桁も無い日本にはない)とDAO GovernaceのContributor Teamを創り上げることを少し考えた、何人かと話もした。でも結論として9月ぐらいにやるべきで無いと判断した。理由はいくつかあった。一つは私が人間として出来てないので代表枠に同じ熱狂と知恵と哲学を持ってるパートナーが必要ありそれは日本語圏では存在しない。もう一つは私の弾薬(インプット・言語力)があまりに少ないので撃っても飛ばないということだった。

さて秋になり冬になる。10月2日、0xlideは18歳になりました。特に大きく変わることなく10・11・12月は「引きこもる」メインにDAOに関する学習・共有(いくつか記事の日本語翻訳とResearch…etc), Aave DAOでのBuildなどは続ける予定です。是非、無限の庭でお会いしましょう。

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