category; treasury ,decision making
気になったらDMください@a_kyshi(English;@0xakyv)
各議案を採択する「頻度」を投票により決定し、その「頻度」に基づいてランダムに議案が採択される。
Voters vote to decide the "frequency" with which each proposal is adopted, and a proposal is adopted at random based on that "frequency".
nounsのprop houseに参加してみました。
そして、「投票では冒険的なアイディアが採択されにくい」という課題があるのではないかと考えました。
そもそも、多数決は経営判断(不確定情報に基づく意思決定)を行うのに馴染まないと私は分析します。
それは以下のような理由によります。
期待値を正しく判断するために専門的な技量が必要だから
期待値通りの行動を取るのは時に勇気が必要だから
【例】
100個の議決権があるDAOに、予算執行を伴う議案A,B,Cの3つが提案され、予算の都合上この中から一つを採択すべきことがわかりました。
「頻度決」の結果、議案Aに20、議案Bに50、議案Cに30個の議決権が投票されました。
これによって、かく議案が採択されるべき頻度が決定しました。
【例】
上記の例で、決定した頻度をもとに、抽選を行った結果、議案Aが採択されました。
あるいは
前者については、少なくとも多数決よりも、正しい頻度で議案を採択することが可能になると私は考える。
ある議案が過半数の議決権を獲得しても、採択される確率は50%に留まるため、これを採択されたいと思う人は、コミュニティメンバーに対して説得を試みるようになる。
その結果、コミュニティ内で、議案に対する熟議が行われやすくなる可能性がある。