自分を語るより、他者を語るほうが面白い

プロデューサー/編集者の岩佐 文夫さんのnote記事から。

ビジネス誌の編集長をされていた時、自分語りの記事がまったく受けなかったことで、気づいたそうです。

「自分を語るより、他者を語るほうが面白い」

自分を語らずに、自分を伝えることができるのでしょうか?

この体験から学んだことは、企業のオウンドメディア案件にも生きているそうです。

「この人たち、素晴らしいことしている!」と思う事例を紹介するのだ。ここには、自社の活動は一切紹介されない。むしろ他社の活動を紹介する。一見矛盾するようだが、これは、自社が大切にしている価値観を伝えることにつながるだろう。「自分たちは、こういう活動が素晴らしいと思います」という価値観の表明である。それによって、自社が大切にしている価値観を広め、その価値観に共感する人を集める循環ができるのではないだろうか。

僕自身、雑誌の編集長で学んだのは、このことである。自分の雑誌が気づいてきた信用力に頼って自分の話を聞いてもらうのではなく、その影響力を他者をエンパワーするために使う。そして、紹介したその活動が自分の雑誌の価値観を表明することになり、その価値観を広めることに一役買う。そして、共感してもらえる人とつながる。

個人のブログ記事やSNSなど、すべての情報発信に共通する基本原則だと感じました。

ぼく自身の関心や価値観で自然にフィルターされるんですね。

オリジナリティにこだわりすぎていなかったかと自問しつつ、初心を思い起こしたような気持ちです。

心に響くような素敵な情報を集め、ここで紹介していきたいと思います。

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