SBT:Soul Bound Token=ソウル・バウンド・トークン とは
July 27th, 2022

SBT:Soul Bound Token=ソウル・バウンド・トークンとは?

ヴィタリック・ブテリンさんが言い出してから、急にWeb3界隈で広まってきた言葉に「SBT」があります。
日本でも、インフルエンサーのイケハヤさんがツイッタースペースで言及してから(2022年7月末ころ)、一般にも拡がりだしているようです。

SBTとは、ソウル・バウンド・トークンの略称で、直訳すると「魂が縛り付けられたトークン」という、なんとも中二病っぽいことになりますが、一言でいうと

「一度貰ってしまうと、売ることも、別のウォレットに移動することもできないNFT」

のことです。

二次流通させることができないので、投資家やNFTをお金儲けとしてしか考えていない人にとっては、まったく意味のないNFTです。とくにアート関連のNFTでは、使いみちがかなり限定されてしまうでしょう。

ですが、NFTをアートの世界だけではなく、それ以外の世界でも使うものとして捉えると、このSBTにはかなりの将来性が潜んでいそうです。

現在SBTの使用用途として考えられているのが、各種証明書への応用です。
たとえば職歴証明をSBTとして発行すると、もらった人は改ざんも譲渡もできないので、かなり信用度の高い証明書となるでしょう。卒業証書としても便利そうですね。

またSBTは譲渡はできませんが、バーン(焼却)はできるので、たとえば借用証書をSBTとして発行すれば、貰った人は改ざんできませんし、借金を完済した時点でSBTをバーンして、新たに完済証明をSBTで発行するなどといった使いみちができそうです。

こういった以外にも、もっと斬新な使いみちが秘められていそうなのが、このSBTです。
まだまだ新しい概念なので、これからいろいろな方策が模索されていくのでしょう。SBTの動向を追いかけていくだけで、NFTの最先端に触れられるので、興味のある人は、ぜひチャレンジしてみてください。

参考:

イーサリアム創設者ブテリン提唱の「Soulboundトークン(SBT)」に高い関心
https://coinpost.jp/?p=353189

SBT(Soulbound/ソウルバウンドトークン)とは?Web3.0を形作る”魂”のNFTを分かりやすく解説
https://tottemoyasashiibitcoin.net/entry/2022/06/01/1631

【譲渡不可能トークン】Soulbound Tokensの特徴とは何ですか?Web3思想
https://nakamu-challenge.com/non-transferable-soulbound-tokens/

(終)

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