2022年7月26日、メタマスクがアップデートされ、Ver.10.18.0(Win/Mac)がリリースされました。 この最新版では、メタマスクの全アクセス権を与えてしまうような危険なコードが含まれた詐欺サイトに接続する時に、本当に接続してよいかという注意を促すメッセージが表示されるようになっています。
仮想通貨やNFTの詐欺で多いのが、ホンモノそっくりに作られた詐欺サイトなどにメタマスクを繋いだ途端、ウォレットから仮想通貨やNFTがごっそりと抜き取られるというものです。
これは、接続したメタマスクから、その中身をすべて自由にしてよいですよというコードが、あらかじめサイトの方に仕込まれているもので、その事を知らずにメタマスクをつなぐと、その瞬間にメタマスクを完全にコントロールされて、結果として中身を抜き取られてしまうというものです。
最新版Ver.10.18.0では、こういった危険なサイトにメタマスクを繋ぐと、「Give permission to access all of your ○○○○○○ ?」というメッセージが表示されます。
「メタマスクのすべてのアクセス権を与えてしまって良いですか?」という意味です。
少しでもおかしいなと感じたら、この時点でキャンセルしておけば何も心配いりません。
PC版(Win/Mac)メタマスクでは、自動でアップデートが始まらないことも多く、その時の手動アップデートのやり方が少し分かりにくいので、ここで解説しておきます。
まずは、自分のメタマスクのバージョンを確認しましょう。
1.
メタマスクを起動し、右上の丸いアイコンをクリックし「設定」を開く
2.
一覧の一番下、「バージョン情報」をクリックして確認します
バージョンが古かった場合は、下の方法で手動アップデートしましょう
ChromeとBrave、共に共通の手順でできます
1.
Chrome(Brave)のツールバーから、「ウインドウ」ー>「拡張機能」をクリックし、ブラウザにインストールされた各種拡張機能のマネージメント画面を開く
2.
メタマスクの項目から「詳細」をクリック
3.
右上にある「デベロッパーモード」をONにすると、新しいバーが表示され、そこに「更新」があるので、それをクリック
4.
更新が終わったら、バージョンを確認して終わりです
参考
How to update the version of MetaMask
(終)