※現在、STEPNはベータ版です。日に日に仕様が変更されています(例.靴の修理コスト、mintコストの調整など…)その仕様変更はアナウンスなしのサイレントで行われます。
この記事は2/3時点での内容となっております。また、本記事は投資助言、勧誘を目的としたものではありません。ご了承ください。
STEPNは、solana上の「move to earn(運動して稼ぐ)」を掲げたプロジェクトで、web3ランニングアプリを開発しています。スマホのGPSとモーションセンサーを用いた計測機能で、ウォーキング、ジョギング、ランニングを計測すると、$GSTトークンが貰えます。このプロジェクトは、要素がとても多く、戦略ゲーです。稼ぎ道具であるシューズの性能を上げるためのレベル上げ、使用した靴の体力ゲージを戻すための修理などで稼いだGSTを使ってしまいますw
Axieを筆頭とするGameFiの「play to earn」で、「ゲームをプレイしたら普通に働くよりも稼ぎがいい」という状態が実際にフィリピンなどで発生しているのを見ると、「運動して稼ぐ」時代も夢じゃないかも?
STEPNの詳しい概要や始め方、よくある質問などの内容は、優秀な方々がすでに書いてくださっているので、紹介しておきます。前提知識として必ず読んでおいてください。
本記事では、あくまで現段階で、自分の視点で重要だと思った点を書き連ねています。このプロジェクトは様々な要素があり、やはりwhitepaperで一通り仕様を学ぶことが大事です。lingさんが日本語訳してくれているので、ぜひ確認してください。
僕は9足所持しており、内訳は3足uncommon、6足commonです。総額7000ドルは投資してると思います。現在、必死に靴のレベル上げを行ってる最中です。エナジーは9足+uncommonボーナスの3ゲージで12ゲージになりました。5分で1ゲージ消費なので、1日1時間運動できています。
メインで使用しているシューズは、uncommonのジョギング用(時速5-9km)でレベル9です。超高速早歩きで使ってます。適正速度で歩き続けたら、1分あたり1.36GST、つまり1時間の運動で82GSTが稼げます。1GST = 2.3ドルなので、**1時間のウォーキングで1日最大約190ドル分稼げる計算ですね!**靴の修理代やレベル上げにかかる経費、GSTの価格変動はありますが、自分の場合、理論上では1か月半で原資回収できちゃいます。
GSTを得るには、シューズを買う必要があります。靴の新規発行は、ユーザーが2足の靴を親としてミント代金を支払い、シューズボックスを発行します。このシューズボックスはガチャのようなもので、commonのシューズボックスを開封すると、10%の確率でuncommonが出てきます。シューズもシューズボックスもマーケットプレイスで売買されています。色んな価格で出品されているのでシューズ選びに困ると思います。
デザインや見た目も大事ですが、今回は効率という観点から考えていきます。そこで重要なのがタイプとレアリティと個体値です。
**・タイプ
**シューズには、ウォーキング用、ジョギング用、ランニング用、トレーニング用の3種類のタイプがあります。以下の表の通り、トレーニング用の靴以外は、適正速度を守って動かないといけません。全然GSTが稼げなくなります。シューズを買う前に計測してみて、速度を確認することが大事です。トレーニング用のシューズは速度制限がないのでおすすめですが、その分高いです。
・レアリティと個体値
シューズのAttribute(属性)はEfficiency(効率), Luck(運), Comfort(快適さ), Resilience(耐久値)の4つがあります。GSTを消費して靴のレベルを上げると、ポイントを各属性に自由に割り当てることができます。GSTを効率よく稼ぐには、靴の消耗をなるべく抑えて、GSTマイニングの効率を上げることが大事です。よって、現時点では、Efficiency(効率)が最重要、次にResilience(耐久値)が重要だと言われています。
※Whitepaperをみてもらったらわかりますが、 Efficiency(効率)はGSTの掘れる枚数に直結、Resilience(耐久値)はシューズの体力ゲージの消耗を抑えられる、Luckは運動中にミステリーボックスを拾える、comfortはシューズにバフをかけることができ、賢く使うことで、他のユーザーよりも早く上達することができるらしい。バフは未実装でミステリーボックスは実装済み。ミステリーボックスはかなり低確率かも。Luck(運), Comfort(快適さ)はあまり注目されていませんが、今後重要になるかもです。
このように、各属性の優先順位を決めるのも大事ですが、それ以前に重要なのがシューズの個体値です。レベル上げによる強化以前に、靴にはそれぞれ個体値が割り振られています。表の通りですが、例えばcommonの靴における各属性のパラメータは、最小値1、最大値10の間で決まります。
~参考~
現時点でのレアリティごとのフロア価格
・common: 6SOL
・uncommon:26SOL
・Rare:444SOL
・EpicやLegendaryはまだmintされてない。これらのミントにはGMTが必要となる予定。
以下の画像をご覧ください。この2つのシューズはレベル0のcommonで、表の通り、各4つの属性の値は1-15の間にあります。この各属性の合計値を個体値と勝手に呼んでます。計算すると左は2.0+3.5+4.5+6.1=16.1、右は31.2です。このように、同じcommonなのに強さが全然違います。左は6SOL、右は6.5SOLで売られていました。僕だったら右を買います。
同じレアリティにおいてレベル上げで割り振れるポイント数は同じ。つまり、他のシューズと差がつくのは個体値です。目安として、commonは30超えがおすすめ。まあ厳密に見なくても、売られているシューズを見ていけば能力値の高いシューズがなんとなくわかります。現在、個体値を重視している(気づいている)人はかなり少なく、良いシューズが安値で売られているのも見かけるので定期的にチェックすべし。
・ミントについて
ミント機能やシューズボックスの排出率などは、先ほど貼ったwhitepaperの日本語訳をみてください。
追記: whitepaperと最新の表が違うので最新版をここに貼ります。
・シューズの修理について
シューズは、100/100の体力ゲージをそれぞれ持っています。運動すると消費されます。シューズの耐久性を上げておくと、体力ゲージの減りが抑えられます。体力ゲージが50を下回ると、貰えるGSTの枚数が減り、効率が悪くなります。基本的な修理費用の目安がこちらです。
※シューズを買うときにレベルは気にするべき?
→あまり気にする必要はないかと。レベル5にするまでに20GSTが必要で15時間かかるなど、各自で下の表から計算したらわかります。正直レベル5くらいまでは1日で追いつく+20GSTは50ドル程度であることから、個体値厳選ほどのメリットは少ないかと。GSTや時間を短縮したい人にはいいかも?(売値にもよる)
シューズのミント回数は気にするべき?
→気にしてもいいと思います。以下の表の通り、ミントすればするほど、次回のミントにかかる費用が高くなります。今後ミントを予定していない方でも、シューズを売るときに買い手が気にするかもです。
シューズのレベルを上げると、ステータスの強化、特典や機能の解放、1日に獲得できるGSTの上限値の解放ができます。
追記:1日に獲得できるGSTの上限値の解放…レベル0の初期の1日に獲得できる上限値は5GST。レベル10までは5GSTずつ上限が増える。レベル10以降は10GSTずつ増えて、上限値の最大は300GST。
まず、中華コミュニティが、レベル上げにかかる時間とGSTの費用の記録を取っていたので抜粋します。
※GSTの費用は今後変わる可能性が高いです。
また、以下はレベル達成時の特典です。lv5-20はジェムを入れるソケットの解放ですね。特筆すべき点は、レベル10になるとリース機能の解放、レベル20でロングバフの解放、レベル30でガバナンストークン$GMTが掘れるという点です。リース機能によってシューズを他の人に貸し出せます。ロングバフは、24~72時間効果があり、修理コストが安くなるなどのメリットがあります。レベル30になると、GMTを消費し、シューズに名前を付けることができます。重複不可の先着順なので、有名な靴の名前を登録するなどして、付加価値を持たせることができます。
レベル上げは、時間がかかること、複数のシューズのレベルを同時に上げられないこと、GST獲得の効率が上がる代わりに修理代が高くなることなどがネックですが、消費するGSTの量はそこまで大きくないことがわかります。また、特典の解放やステータスの強化で、より多くのGSTを得る機会が増えます。よって、メリットのほうが大きいため、レベル上げはしたほうがいいです。時間制限がとけたらレベル上げの繰り返しですね。レベル上げ中も運動に使うことはできます。ブースト(時間短縮)は使わない方がいいです。高いですから。
実際に走るときに気を付けていることを書いていきます。
①なるべく信号がない、直線な道を選ぶ
ベータ版なのでGPSの精度がイマイチです。曲がりくねった道よりも直線のほうが速度が安定します。信号がないほうが安定します。ここで重要なのが、信号待ちや止まるときは停止ボタンを押すことです。エナジーは5分経過で1消費されます。つまり、停止ボタンを押さなければ、動いてない時もエナジーが消費され続けます。これはもったいないです。
②適正速度を守る
適正速度を守りましょう。適正速度を外れると一気に効率が下がります。例えば、ウォーキング用だと時速1-5kmが適正速度ですが、ギリギリ1km、ギリギリ5km付近だとあまりGSTが貰えない印象です。2-4kmで安定させたいところ。適正速度を知るにはシューズを買う前に計測してみることが重要ですね。
運動の5分経過ごとにエナジーが1個消費されます。4時,10時,16時,22時といった固定の時間に、全体のエナジー量の4分の1ずつが回復されます。丸1日で全回復する仕組み。
表を見てわかる通り、シューズの保有数でエナジー量の上限が変わります。また、レアリティボーナスで、uncommonのシューズだと1足あたり+1エナジー, rareだと+2エナジーです。なるべくエナジーの上限を増やすことが大事です。まあでもシューズは高いので、1足で1日10分運動でも全然大丈夫だと思います。効率性を求めるなら、3足以上購入するか、uncommonを1足購入するのがいいと思います。
注意点として、エナジー量が増えるのは、保有しているシューズの数が1,3,9,15,30足と増えたときのみです。例えば、中途半端に2足だけ保有していてもエナジー量は2のままです。
※uncommon1足を購入するのと、common3足を購入するのはコスト一緒になることがあるけどどっちがいい?
→場合によるのでわかりません。uncommon1足で上限は3エナジー、common3足で上限は4エナジーとなります。uncommonのほうがステータスは高いので1エナジーあたりで貰えるGSTの量は多いです。しかし、common3足は、体力ゲージが実質300あることになる、ランニング用、ジョギング用、ウォーキング用(orトレーニング用)と取り揃えればマイペースに動ける、リース機能が実装されたら…など考えれば、色々浮かぶので難しい判断です。
このように、「○○すればいい!」と攻略法を一概に決められないほど、たくさんの要素があるのがSTEPNの魅力だと思います。
whitepaperやロードマップを見ると、直近の今後の予定は、リーダーボード機能やリース機能の実装、ガバナンストークンの発行、Epic,Legendaryシューズの解放などが挙げられます。
攻略のまとめとしては
・シューズ選びはタイプとレアリティと個体値が大事
・シューズを複数個所有し、エナジーを増やす
・人それぞれの最適解があるので、シューズや立ち回りを各々が考える
といったところです。「攻略」と銘打った記事なのに、あやふやな終わり方ですみません。
僕個人としては、9足持っているので、とにかく持っている全部のシューズのレベル上げと毎日のエナジー消費を頑張ります。僕はあまり原資回収を気にせずに、GSTをシューズにささげ、運動不足解消のために運動します。(7000ドルも費やした当初の理由はモチベ維持のため)
とにかくレベルを上げておけば、引退するときも高く売れるし、リース機能で貸し出すこともできるので!
あとは、今後のアップデートや修正、新機能の公開と合わせて、ステータスの割り振りなど立ち回りを変えていきます。
この記事を読んで、わからないことがあれば、最初に貼ったリンクを読んでください。だいたい解決します。それでもわからなかったら、STEPN公式のdiscord日本語チャンネルで聞いてみてください。優しい人たちが答えてくれます。最後までご覧いただきありがとうございました!
☝STEPN公式リンクまとめ