どうもこんにちはGussanです。
先日思いついたアイデアをどうにか検証してみたいと思い、とりあえずmirrorでドキュメントを書き、notionでプロトタイプのプロトタイプを作ってみました。NFTをベースに考えていたのに、NFTを使わずに検証するという結果に至りました。
どんなアイデアかを簡単で言うと文学作品を軸にみんなのクリエイティブを発揮しようというものです。
最初は下記のアイデアを思いついたところからです。通常の電子書籍は売り買いをすることは販売元と新規の買い手からのみで二次流通が起こる市場ではありません。一方で、通常の紙の本ではBookoffを始めとする古本屋があり、二次流通を起こすことができます。
電子書籍を二次流通することにどんな価値を見出すかを考えたところ古本屋でたまに発生する前の人が買いたメモ書きにヒントがありそうだと感じました。本の内容自体は基本同じですが、読み手によって解釈が変わるメモ書きが存在するのであれば、それはもはや新しい本ができてるのでは?といった感じです。
ちなみに、似たようなアイデアというか、ほぼ同じものが2018年にキングコングの西野さんが発表をしていました。早すぎます。
このアイデアを検証するにあたってまず何か本がないといけません。どんな本がいいのかはとりあえずプロジェクトを走らせないとわからないなとは思いつつ、色々探していました。
あるタイミングでふと思いついたのが著作権が消滅した作品でとりあえず実験的に動かせないかということでした。著作権が消滅した作品とは、夏目漱石や芥川龍之介といったかつての文豪が残した作品は死後50年経過すると著作権が解放されるものです。
特に、プロジェクトを進めるにあたり、みんなが一度は読んだことある作品がいいと考え、その答えが学生の時に通ってきた教科書でした。おそらくこのプロジェクトに参加する世代がめちゃくちゃバラバラだった、同じ作品を通っているのか分からないという問題は発生しますが、一旦無視します。
兎にも角にも、一旦、僕が読んだ教科書の文学作品を軸にコミュニケーションを行う『僕たちは教科書で育った』をとりあえず立ち上げてみました。
さらに言えば教科書というのはよく落書きをします。これは最初の古本の話と少し繋がる気がしています。もっと自由に作品に手を加えたり、解釈を広げてください。
今回は教科書の作品は芥川龍之介 作の「羅生門」を採用しました。
冒頭の通り、NFTのアイデアから始まりましたが、NFTは絡みません。NFTはスナップショット的に機能すれば問題はないので、今回検証したい「公開した作品を軸にどんなクリエイティブが発生するのか」という部分にフォーカスしてnotionで実装をしました。(実装ができないだけです。)
これがうまくいったらちゃんと事業者に提案してみるとかプロダクト化してみるとかも全然ありだと思っています。
これ多分面白いのと実際にやりたいので皆さんで頑張ってクリエイティブを発揮してプロダクト化しましょう! (#Web3ならできる)
遊び方の手順
プロジェクトページを開きます。
プロジェクトページは羅生門に関する各ページに飛ぶためのポータル部分になります。「本文」、「ブランチ」や「裏設定」などありますが、適当に改変してください。作品を読むにあたって必要そうな情報や面白い裏話、基本なんでも構いません。
もちろん誹謗中傷とかはキモいんでやめてください。
作品ページを開きます。
作品ページは改変はできません。コメントのみになります。もし内容を改変をする場合は本文の作品ページを複製してブランチなどを作って新たな作品を作ってください。コメントで議論をしてもいいですし注釈を入れてもいいですし、関連リンクを貼ってもいいですし、プロジェクトページで作ったページのリンクでも構いません。
これだけです。
どんなことができるのかはいろいろありますが、羅生門の二次創作作品であるクソデカ羅生門とかは羅生門を軸として新たな文学だと思います。
動画になりますが、羅生門を現代風の語り口にしたもののけさんのエピソードトーク「羅生門」もあります。これも素晴らしい二次創作です。
こんな感じで新しい作品を作ってもいいですし、下人・死人・老婆・はたまた羅生門からの視点で切り取るなどもいいかもしれませんし、作品の挿絵を描いてもいいかもしれません、後日談とか前日談とかでもいいかもしれまんせん。
教科書に落書きをしていた学生の時の自由な発想を生かして、羅生門をいい感じに料理してみてください。
この文学作品でやってくれというのがあったらDMかなんかください。
Twitter: @0xguss3