今回も様々な発表やニュースが多くありました。
しかしながら、またしも新しいハッキングが起こってしまいました。
後ほども触れますが、相場を言い訳にするのは簡単ですがチームの体制や管理状況などはどの相場でもっもっとも重要な事項です。他のプロジェクトには細心の注意を払ってほしいですね。
このベア相場なので、その辺の新陳代謝をしっかりと行ってからバブル相場を迎えたいですね。
少し重い入りになりましたが、今回のニュースを振り返っていきましょう👀
EthereumにはEIPという、コミュニティプロポーザルの場が設けられていますがAvalancheでは今までそのような公式的な場は設けられていませんでした。
ACPが開始したことで、Avalanche上での新たな提案や、サブネットを用いた新たなソリューション、などAvalancheについてたくさんの議論が行われていきます。
恐らくこのACPを見ることで、Avalancheがどこを目指しているのか、これからどのようなソリューションが出てくるのかなどAvalancheの最先端を知ることができます。
導入でもお話しした内容がこれですね。
Platypusがまたしてもハッキングを受けました。攻撃された場所は別ですが、これで3回目のハッキングとなります。
これまでは $USP というPlatypusがローンチしているステーブルコインのコントラクトやプールが攻撃されていましたが、ついに $sAVAX プールに矛先が向きました。
ニュースの2つ目にもあるように、既に90%のハッキングされた資金を攻撃者から回収しましたが、それでも1.8万AVAXの損失が出ています。
現在のAvalanhceエコシステムではPlatypusのプールを利用したDeFiプロジェクトが多くありましたが、今回のニュースでいくつかプールの利用をやめる可能性を感じる発言が見られました。
EchidnaはPlatypusのトークンである $PTP をステーキングして、ブースト利回りを獲得できるDeFiイールドプロジェクトです。
ここは完全にPlatypusの上に載っているプロジェクトなので今回のハッキングに関して直撃しました。
現在返金対応を求めているとのことです。
次に被害を受けたのはAvalancheチェーン上のcompoundといっても過言ではないVectorです。
このプロジェクトはPlatypusの $PTP のトップホルダーでもあり、その他にも $JOE などのAvalancheのDeFiエコシステムのトークンのトップホルダーです。
今回のニュースで現在はファームを停止しているとのことですが、DiscordではもしかしたらPlatypusは今後利用しないかもしないなどの発言が見られました。
VectorはAvalnacheのDeFiイールドプロジェクトで最大なので注視する必要がありそうです。
DeltaprimeはAvalancheとArbitrum上で最大5倍のレバレッジレンディングプロジェクトを運営しています。
Deltaprimeもプラットフォーム内でレンディングした資産をPlatypusのプールでファーミングできる機能を提供しています。
また、先ほど紹介している Vectorもファーミングの選択肢として入ってるので最悪の場合これらの大手DeFiプロジェクトが一気に消滅する可能性があります。
最悪です。
ですが、公式アナウンスを見ている限りでは現状問題ないとのことだったので今後の動向に注視する必要があります。
DeltaprimeもVectorと同様でPlutypusのファームの引き出しを一時的に停止しています。
ハッキングの後にハッキング関連のニュースですが、今月の初めにハッキングをされて、返還された90%の資金とプロジェクト資金を用いて全額返済したAvalnache版のFriend.techのStarsAreanaが、先日リローンチしました。
予想通りではありましたが、リローンチ後にStarsAreana全体のフロアは大幅に下落しましたが、StarsAreanaのコミュニティによって持ち返してきているようです。
次はゲームに関連するニュースです。
リーグオブレジェンド(LOL)という世界的に人気なゲーム(BCGではないです)のチームであるT1が韓国のSK Planetが運営しているサブネットの「UPTNサブネット」上でLOLのコミュニティイベントを開催するとのことです。
T1はUPTNと同様にSK Planetが運営しているので、今回のイベントは納得ですがAvalanche上のゲーム分野も注目していきたいですね。
Avalancheのサブネット上で分散型デリバティブ取引所を運営しているDexalotがParaswapと提携しました。
このニュースは単なコラボではなくてAvalancheのサブネット間通信規格のAWSという規格を用いた恐らく初めての例になります。
Dexalotサブネット - Cチェーン間の通信で、Dexalot上のSimple Swapの最良な価格の取得に使われています。
今後このようなサブネット - Cチェーンやサブネット - サブネット間の通信を利用した当たらなユースケースがどんどん出てくると考えています。
恐らく次はFPSゲームのShrapnelがそのようなユースケースを出すんじゃないかなと思っています。
Crypto Carbon Ratings Institute(CCRI)というクリプトの環境問題についての調査をしている団体が、各チェーンごとのCO2排出量のレポートを発表しました。
このレポートを見ると、AvalancheはBTCの 30万分の1、ETHの12/1となりました。
この比較だけではそりゃそうだろとなると思いますが、Avalancheではこの一年で多くのサブネットが起動し、バリデーターも増加しています。
その中でAvalancheの前年比の排出量は4%減となりました。
恐らく、これまでのCortinaアップデートなどでいくつかチェーンの効率化に関するアップデートがあったのでその辺が関連していると考えています。