今回は、主に「アレ」に関するニュースが中心になります。
この相場の中久々にお祭りか来たと思っていたところだったので、少し残念なニュースでした。
ただそんな中でも、新しいプロジェクトやアップデートが出てきています。次回のブルに向けて、色急な分野でAvalancheが基盤になり始めていると感じています。
現在ブロックチェーン業界では、「データ量問題」がよく取り上げられています。ブロックチェーンを管理する上で、ブロックチェーン上の情報をノードは持つ必要があり、それは今後どんどん増加していくためいずれそのデータ量に耐えることができなくなるという問題です。
そんな中、Avalancheではデータをマークル化(例:下記画像)によってより小さなものにしてから保存する「Firewood」という技術が発表されました!マークル化とは、各トランザクションのトランザクションハッシュ同士を組み合わせて新しいハッシュを作成し、一つのハッシュに複数のハッシュ値を含めることができる技術です。
以前のAvalancheが提携したPontaはユーザー数が2億人近くおり、そのユーザーがブロックチェーン上に流れ込んでくると、これまでとは図り切れないペースでデータが増加していきます。
AvalancheのFirewoodはそんな将来的な問題に対処するための一つの方法です。
今回のメインニュースはこれですね。
BASEチェーン上で大流行したFriend.techのAvalancheフォークである、Stars Arenaが脆弱性の報告後、26万 $AVAX がハッキングによってハッカーに盗まれました。
運営は一度プロジェクトの停止をしていましたが、その後スマートコントラクト監査会社のPaladinにセキュリティ監査を依頼し、損失分を全補填した後プロジェクトを再開すると発表しました。
現在、AvalancheエコシステムでStars Arenaより盛り上がっているプロジェクトはなく、Stars Arenaによって $AVAX の価格も9ドルから12ドルまで上昇していました。しかし今回のハッキングによって、価格もほとんど元の値段へ下落してしましました。
Stars Arenaのもう一つの問題は、AvaLabsの主要メンバーもStars Arenaを煽っていたため、ユーザーからの不信感が募る結果となってしまいました。
プロジェクトが全額補填すると発表したものの、再開後のStars Arenaは以前ほど盛り上がらないのではないかなと思います。
次は、ブロックチェーンの新しいユースケースをしているプロジェクトに関して気になったプロジェクトがあったので紹介します。
Blockticityは、ブロックチェーンを通じてそれが本物か証明できる仕組みを作成しています。
具体的には、第三者が対象のものを分析した後にブロックチェーン上にその証明NFTを発行し、そのNFTとリンクするQRコードを発行することで、それが本物であることを証明できます。
将来的には、家電製品やアパレルなどの日常品までその対象を伸ばしていく予定とのことで、現在話題になっているRWAの分野で、使われる場面もあるのかなと想像しました。
最後に、チェーン研究会では話さないですが、個人的に追記したいので追記します。
現在私が、注目しているAvalancheサブネット上でMOVE言語ベースのチェーンを開発しているMovementについてです。
Movementの最も注目すべき点は、Aptos、Sui両方に対応したチェーンでありながら、Avalancheのサブネット上で作成されているために、EVMとも互換性があります。そのため、言語的な相互運用性が可能になるチェーンになると考えています。
そんなMovementがShogunFiというプロジェクトと提携を行いました。
今回提携をしたShogunFiは、モジュラー型の流動性プロトコルを開発しているDEXです。まだまだ詳細はわからないですが、将来的にはMovement上のUniswapやTraderJoeのポジションになりえるプロジェクトになると期待しています。
この将軍(Shogun)は日本人関わっているんですかね?