今回は、主にサブネット周りで大きなニュースがあったのでそのニュースを中心にまとめています。
また、9/24には渋谷のCentrumにてAvalancheのコミュニティイベントが開催されました。来月も開催する予定なので、もしお時間のある方はいらしてください🔺
まずは、Avalancheが3周年を迎えました!🔺2年目までは、ブロックが巻き戻ったり、チェーンが止まるなどの不具合はなくAvalancheの強みの一つのなっていましたが、今年発表された「Cortinaアップデート」の際にノードアップグレードの不具合が発生し、2度チェーンが止まってしまいました。
ただ、その点以外ではガス代も極端に高くならず、大きな不具合もなく着実に進化をしているチェーンなのではないかなと私は考えています。
後のニュースでも扱いますが、「HyperSDK」は非常に注目の技術ですので4年目の注目アップデートとして期待したいなと思います。
遂にAvalancheにMOVE言語ベースのサブネット「Movenent」が発表されました!
このサブネットは技術的にも期待値としても非常に革新的なチェーンといえると思います。
その理由として
Sui、Aptosの両方のMOVEチェーンに対応している(SuiとAptosは互換性がない)
Avlancheサブネットなので、Avalancheコンセンサスによって非常に速いファイナリティとセキュリティが確保できる
AvalancheのエコシステムがMovement上でも動かすことができる
が挙げられます。
AvalancheサブネットはあらゆるVMに対応しているので、今回のMovementのようなサブネットが実現可能なのです。その他にはCosmosベースの「Landslide Network」などもサブネットの開発を進めているので、そちらも注目していきたいですね👀
次は、Avalancheサブネット上のバーチャルマシン(VM)をより簡単に設定できるようにするためのSDK(ツールキット)のHyperSDKについて2つのニュースがありました。
●ひとつめはテストネット上のHyperSDKで作成したチェーン上で14.3万TPSを記録しました!
現在AvalancheのTPSはおよそ4500TPSで、他のチェーンに比べると高速チェーンではありますが今後のマスアダプションに向けたブロックチェーンの処理能力としてはまだまだな値でした。
今回、テストネット上で14.3万TPSを記録し、メインネット環境でも5万TPSが期待できるというニュースによってその問題点が解消されそうな見込みが見えてきました。
●ふたつめはHyperSDKのUIが一部公開されました
今回公開されたUIは基本的なものですが、今後HyperSDKで開発を考えているプロジェクトや企業にとっては開発がよりスムーズになる発表だったのではないかなと思います。
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まだまだ開発段階のHyperSDKですが、これらのニュースによって、開発者にとってより良いものになるだけではなくAvalancheを使うユーザーにとっても大きな改善が期待できるニュースになったのではないかなと思います。
最後に、少し面白い技術のプロジェクトが発表されたので紹介します
Provacy LabsというプロジェクトがAvlancheと提携しました🔺
このプロジェクトは、事件などの証拠をブロックチェーン上に残し、証拠を安全に保存するためのプロジェクトです。
この証拠は、証拠写真だけでなく、詳細を記載したり指紋やサインも残すことが可能です。
このプロジェクト自体が本当に使われるようになるかはわかりませんが、ブロックチェーン技術を使った仕組みとして非常に面白いプロジェクトだなと思いました。