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今回は、以下のトピックを取り上げます。
ガバナンスシーズン5が終わり、サイクル22のOP助成金受賞者が発表されました。受賞者のプロジェクトついて知り、恩恵を受ける方法について見ていきましょう。
Metalは、Metallicusチームによってインキュベートされた新しいL2です。従来の金融システム(TradFi)とエンドユーザーをブロックチェーンに接続するビジョンを持っています。Mwtalエコシステムを探索してみよう!すでにVelodrome Financeがこのチェーンでのデプロイを発表しています。
この2週間、LiveShowでAncient 8,Nick Drakonのインタビューを受けることができました。
RPGF #4が間近に迫っています。RPGF #4は4つのラウンドに分かれており、以下はラウンド1の詳細です。ラウンド1は、ブロックスペースの需要を促進するビルダーに報酬を提供します。(詳しい詳細はこちら)
総助成金: 10M OP
申請期限: 5月23日 - 6月6日
審査期間: 6月6日 - 6月18日
投票: 6月23日 - 7月8日
結果と助成金の配布: 7月15日
🪒 Splice Finance、PendleのフォークがModeでローンチ
⚫ Fraxtalがハッカソンを開始し、賞金とエンジェル投資家やVCからの長期サポートを提供
⚪ Cyberのメインネットが稼働開始
🟡 Ironclad FinanceがICLのトークノミクスを発表。コミュニティにエアドロップを実施
✈ Arcadia FinanceがAerodromeとのパートナーシップを発表。ロング、ショート、デルタニュートラルポジションを取ることで、Arcadiaポイントを獲得
🍀 rsETHの背後にあるリキッドリステーキングプロジェクト、Kelp DAOがプライベートセールで9Mドルを調達
🔥 Farcasterが150M万ドルを調達し、評価額1Bドルに達する。Paradigmが主導
🚴♂️ VelodromeがBuild_On_Bitcoinで稼働開始、Metal_L2にもローンチ予定
🆕 EntangleがVelodromeとAerodromeを統合
🌶 VelarBTCが初のPerp DexとしてBuild_On_Bitcoinでローンチ
💲 A16zがOptimismに90Mドルを投資
☸ Pyth Networkは、カジノ、ゲーミング、予測市場に特化したオンチェーンリソースEntropyをBaseでリリース
by Nataliii
シーズン5の助成金受賞者が最近発表されました。ここでは、ユーザーが助成金の恩恵を受けられるプロジェクトのカテゴリに焦点を当てて紹介します。シーズン5は前シーズンに比べて規模が73.2%も拡大しました。合計で87名のファイナリストが助成金を受け取りましたが、今回この記事で紹介するカテゴリの受賞者は15になります。詳細はこちらをご覧ください。
以下が、Growth and experimentsカテゴリの助成金受賞者のリストです。
Pike(現在は稼働しておらず、他の監査会社による監査を経て再稼働予定)
Supercharge OP Mainnet(Layer 3)
注目の6つのプロジェクトについて詳細を見ていきましょう。
Contangoはレンディングプロトコル上に構築され、オンチェーンであらゆるものをレバレッジループさせることができます。これにより、PerpDEXと比較し低い資金調達率でレバレッジポジションを作成し、リキッドステーキングや固定利回り資産などの利回りもレバレッジできます。また、デルタニュートラル戦略やステーブルコインの金利差の裁定取引も可能です。
助成金の活用方法
助成金の100%が報酬としてユーザーに配布されます。Contangoは12週間のキャンペーンでAave、Sonne、Granary、Exactlyのマーケットの使用を促進し、毎週約4,385 OPを配布します。
Siloは、リスク分離型のプロトコルで、ユーザーはトークンを預けて利息を稼ぎ、担保を預けて他のトークンを借りることができます。
他のレンディングプロトコルと異なる点
リスク分離: 各ベースアセットごとに独立したレンディングプールを作成し、貸し手は預けたプールのリスクだけを負います。
あらゆるトークンのマーケット: 貸し手がいる限り、Curve LPトークンやPendle PTトークンなど、あらゆるトークンのマーケットを作成し貸し借りできます。
助成金の活用方法
助成金の33.33%を30日ごとに分配し、3か月間にわたってOptimismのマーケットに参加するユーザーとDappsに配布します。これにより、貸し手や借り手の増加を促進します。
Interest Protocolは、EthereumとOPメインネット上のレンディングプロトコルで、USDiというステーブルコインを発行しています。USDiはUSDCをプロトコルに預けるか、借りることで発行されます。借り手からの利息収入はUSDi保有者に分配されます。さらに、革新的な利率設定メカニズムを提供し、担保資産をガバナンスで使用できることも可能です。
助成金の活用方法
クエスト参加者(助成金の約19%):ユーザーにOPの委任方法を教育し、Interest ProtocolのUIを通じて作成されたクエストをRabbitholeなどで公開します。
委任プログラム(助成金の約81%):ユーザーがInterest Protocolを利用し担保として供給したOPの委任をしガバナンス参加を促進するための報酬を提供します。
Compoundは、暗号資産を担保として提供し、ベースアセットを借りることができるレンディングプロトコルのOGです。ベースアセットをプロトコルに供給することで利息も稼げます。
助成金の活用方法
USDCおよびUSDTの流動性供給へのインセンティブ(160K OP): 毎月40K OPがユーザー活動を奨励するために使用され、USDTおよびUSDCマーケットに分配されます。
パートナー固有の流動性インセンティブ(50K OP): Compoundを統合しているDeFiウォレットに分配され、USDTおよびUSDC市場の流動性供給者に配布されます。
deBridgeは、Web3の高性能かつ安全な相互運用性レイヤーで、ブロックチェーン間のメッセージや価値の分散型転送を可能にします。deBridgeプロトコルは、任意のデータと資産の分散型転送、スマートコントラクトのクロスチェーン相互運用性と構成可能性、クロスチェーンスワップ、NFTの相互運用性およびブリッジングを実行するインフラおよびフレームワークです。
助成金の活用方法
メーカーに配布: OPメインネットを通じてブリッジするユーザー。(ユーザーはガス料金+deBridge手数料を負担)
テイカーに配布: クロスチェーン取引やIntentを実行するオンチェーンマーケットメーカーおよびソルバー。
2週間ごとに、OPエコシステム間のすべてのdeBridgeマーケットオーダーのスナップショットを生成し、取引の際、米ドル相当額を計算して、プロトコル手数料+ガス料金をメーカーに、スプレッド+ガス料金をテイカーにリベートします。(リベートの合計は米ドル相当額の2%を超えません)
最後に、deBridgeはユーザーに対する将来のスナップショットおよびDBRトークンのローンチを発表しました。
最後に、有名なクエストプラットフォームLayer3についても少し触れておきます。Layer3は、助成金の全額をユーザーへ配布し、OPメインネット全体でユーザー活動を促進します。さらにLayer3はRetroPGF受け取り分の50%(25,000 OP)をさらに多くのユーザーを引きつけるために配布します。6か月間で約74のクエストを展開する予定です。Layer3のクエストをお見逃しなく。
受賞者の皆さん、おめでとうございます。他の助成金を受け取ったプロジェクトもチェックして、OPメインネットにおける興味深いプロジェクトをチェックしましょう。この記事が皆さんにとって有益であったことを願っています。
お知らせ: ガバナンス シーズン6は6月27日に始まり、12月11日まで続きます。助成金の申請は7月18日に開始され、12月まで3週間ごとに行われます。すべての日程は公開ガバナンスカレンダーで確認できます。助成金申請の詳細については、Get a Grantをご覧ください。
最後に、シーズン5 サイクル22の助成金受賞者のリンクはこちらをご覧ください。
By Thomas
5月9日、ブロックチェーン技術グループMetallicusが、彼らのL2ネットワーク「Metal L2」の立ち上げを発表しました。この新しいネットワークは、OP Stack上に構築され、Superchainの、Base、Zora、Modeなどと共に統合されます。この記事で、Metal L2の仕組みについて詳しく見ていきましょう!
Metal L2は、ネットワーク内で金融アプリケーションをホストする次世代の銀行向けL2ソリューションです。これは、「世界で最も顧客中心のデジタル資産銀行ネットワークを構築する」ことを目指しているMetallicusの一部です。この目標を達成するために、Metal L2は広範な金融製品エコシステムの一部となっています。以下で、Metallicusの主要なプロダクトを簡単に紹介します。
Metal Payは、ユーザーが暗号資産を簡単に購入および販売できるモバイルアプリケーションです。このアプリはCoinbaseと似たようなもので、非常に直感的であり、幅広い資産を提供しています。暗号資産はクレジットカードまたは銀行振込で購入でき、一回限りの購入または定期購入が可能です。
重要な点: USDCを使用する際、取引手数料がかからないことを覚えておいてください。このアプリを使用する際に覚えておくと良いでしょう!
Metallicusグループは、独自のブロックチェーン「Metal Blockchain」も作成しています。Metal L2が小売向けであるのに対し、Metal Blockchainは金融機関向けに設計されたレイヤー0ネットワークです。このブロックチェーンは、Avalancheの"Snow"プロトコルにインスパイアされており、同様のマルチチェーンアーキテクチャを特徴としています。各金融機関は自分のサブネットを作成でき、他のネットワークと相互運用が可能です。
注意: Metal BlockchainはBSA(Bank Secrecy Act)に準拠しています。これにより、Metal Blockchain上で構築するエンティティは、特にマネーロンダリング対策に関して金融規制に準拠することができます。
Metal Blockchain上で構築したい場合は、イノベーションプログラムをチェックしてみてください。こちらから詳細を確認できます。
Metallicusの最新の主要プロダクトは、Metalのステーブルコイン「Metal Dollar」です。Metal Dollar(XMD)は、チームによって選択されたステーブルコインのバスケットに裏打ちされた過剰担保型のステーブルコインです。現在、約1,100,000 XMDが流通しています。
誰でもXMDを発行し、Metalのプロダクトで使用することができます。そのためには、ウェブサイトの「Mint」ページにアクセスするだけです。XMDはMetal L2での興味深い統合の恩恵を受ける可能性があります。
注意: Metalを効率的に使用したい場合は、ガバナンストークンであるMTLをチェックしてみてください。MTLはMetalエコシステムの中心にあり、取得することでエコシステム内の手数料を削減するメリットがあります。
前述の通り、Metal L2はSuperchainの一部であり、アクセスは非常に簡単です。
最も簡単な方法は、公式ブリッジを使用することです。
公式ブリッジ以外にも、代替ブリッジ(Superbridge)を使用することもできます。
ネットワークにアクセスすると、その上に構築されたアプリケーションを利用することができます。Metal L2はまだ立ち上げたばかりなので、現時点ではあまり利用できるものはありません。しかし、Velodromeのような主要なプロトコルがまもなくデプロイされる予定です。
今回Metalを紹介した理由は、Superchain上の新しいL2をテストすることが重要だと考えており、次回のOPエアドロップがSuperchainの利用に関連する場合、エアドロップを受け取れる可能性があるためです。これは、Optimismのシーズン6のIntentの抜粋です。今後のエアドロップの適格になるかどうかはわかりませんが、十分に可能性はあります。
Superchainの探索を続けましょう!
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[免責事項]
本コンテンツは、金融に関するアドバイスではありません。この記事で紹介されるプロジェクトに何らかのポジションを持っている可能性があります。あなた自身で判断をするようにしてください。また、暗号資産は非常に不安定でリスクが高いことを忘れないでください。