Phaverについて個人的な見解

Phaverが面白いので、ざっくり解説をする記事です。ただし、この記事はいちファンが書いた雰囲気記事となっており、個人的な見解がふんだんに盛り込まれております。内容についてはDYOR、NFAでお願いします。

Phaverとは?

公式的には、Phaverというのは以下のようなものらしいです。

PhaverはWeb3ソーシャルへのゲートウェイを構築しており、17万人以上のユニークユーザーと9万人以上の週間アクティブユーザーがすでにLens ProtocolとPhaver独自のオフチェーン投稿を経験しています。従来のソーシャルメディア機能に加えて、Phaver独自のゲーミフィケーションモデルにより、優れたクリエイター、キュレーター、モデレーターは、自分の作品から直接アプリ内で収入を得たり、プラットフォーム上のフォロワー数や信頼性スコアの進化に投資したり、アプリ内のポイントを今夏発売予定のPhaverトークンと交換することができます。CyberConnectの追加により、ユーザーは様々なソーシャルグラフやコンテンツフィードを1つの直感的な体験に統合することもできるようになりました。

公式のリンクなどを貼っておきます。

また、PhaverとKudasaiが過去に行ったAMAのまとめ記事もあります。こちらがPhaverをざっくり理解するのにおすすめです。

公式の情報や、AMAの内容などを考慮した上で、ここからPhaverのどういうところが面白いのか個人的な見解を書き殴っていきます。

Phaverの特徴1:ソーシャル+GameFi

個人的にPhaverがもっとも面白いと思っているポイントが、Phaverは単なるWeb2ソーシャルの焼き回しになっていないというところです。

Web3版ツイッター、Web3版インスタ、Web3版Youtubeなどなど、Web3ソーシャルにはWeb2の既存アプリをWeb3に移植しただけのものが数多く存在します。

もちろん、Web3ソーシャル独自の機能として、

  • アドレスがアカウントと紐づいているのでどんなアプリにもアカウントを持ち運べる

  • コレクト機能を使って、ユーザーはプラットフォームに搾取されることなく収益化ができる

といった点はWeb2ソーシャルとの大きな差別化ポイントです。でも、Web3版ツイッターっていうものだけでたくさんの種類がありますし、UIが違っているだけで他に何も違いがないという感じです。

一方のPhaverは、基本はWeb2版ツイッターみたいな感じかもしれませんが、そこにWeb3独自の「Play-to-earn」の概念が追加されていて、Phaver内ではShare to Earnと呼ばれるものです。

Phaverには「Stake」という独自の機能があります。これがなにかというと、ユーザーの投稿に対して、他のユーザーがステークし、稼ぐことができるという機能です。現状、ステークは「Phaver Point」を使用していますが、このPhaver Pointは将来ユーティリティトークンと交換できるようです。

自分の投稿に他の人からステークをされると、ステークされた数に応じてPhaver Pointを獲得することができます。また、ステークをした人についても、そのステークした投稿が拡散されると、Phaver Pointを獲得することができるようになっています。このステークは、ステークの順番が早ければ早いほどポイントがたくさんもらえる仕組みになっています。

たくさんステークされるポテンシャルを持っているインフルエンサーなどは、とにかく拡散されそうな投稿をすることでポイントを稼ぐことができます。そして非インフルエンサーも、はやくインフルエンサーの投稿にステークすることでポイントをたくさん稼ぐことができるのです。

こういった感じで、Web2ソーシャルにP2Eの仕組みを追加したPhaverは、まさにWeb3ソーシャルと呼ぶに相応しいと思っています。

Phaverの特徴2:LensとCyberConnectの両方に対応

Web3ソーシャルプロコトルはLensとサイバーコネクトが二大巨頭と言えると思いますが、Phaverはそのどちらにも対応をしています。

複数のソーシャルプロトコルに対応しているというのはめちゃくちゃ珍しいです。

もともとWeb3ソーシャルプロトコルというのは、Web2ソーシャルにおいて行われてきた、「プラットフォームがユーザーから搾取している」状態を解放するのが主題になっています。

しかしWeb3ソーシャルプロトコル自体がLens、サイバーコネクト、Farcaster、DeSo、・・・などなど増えすぎており、「プラットフォームから解放されるはずのWeb3ソーシャルをさわってるのに、どのソーシャルプラットフォーム使えばいいの?」状態になっているのです。元も子もありません。

「Lens持ってたら、サイバーコネクトでもFarcasterでも使える」みたいになるのが、真の意味でプラットフォームからの解放になると思うんですけど、Phaverはそれができてるっていうことです。

まだほとんどこういった統合ができているプロジェクトはないので、チームの開発力もかなりハイレベルなんだろうなと思います。

Phaverは流行ってるの?

以上のようにPhaverはなかなか素晴らしいのですが、でも、どんなに面白いアプリであっても、使われなければ意味がありません。

んで、Phaverは流行っているのかと聞かれると、現状、かなりのユーザーに使われていて、流行っていると言っていいと思います。

こちらは、MessariによるLens Protocolの中で、ユーザーがどのdAppsから投稿をしたのかを表した図です。PhaverはLens全体で30-40%ほどのボリュームになっています。

また、サイバーコネクト内においても、おそらくトップレベルに使われているアプリだと言っていいと思います。今度サイバーコネクトはトークンセールを行うのですが、その紹介記事にて、サイバーコネクト自身のアプリであるLink3の次にPhaverを紹介するくらいの影響力を持っています。

つまり、Lens、サイバーコネクト両方でトップレベルのユーザーがいるdAppsなのです。さらに将来、Web3ソーシャルが流行ったらもっと大きなユーザーを獲得することになるかもしれません。

Phaverはどんな人たちが開発してるの?

Phaverを開発しているのは、コアチーム4人、チーム全体では17人とのことです。AMAまとめ記事に、共同創業者の二人のプロフィールが書かれてますので参考にしてみてください。

ここでは、Phaverの人たちがどれくらいパワフルなのか、わかるエピソードを一つ紹介します。

LensterというLens上でもっとも使われているdAppsがあるのですが、そのLensterが以前、「420投稿したユーザーにディスコードロールを与える」というタスクキャンペーンを開始しました。

これを受けて、一部のPhaverユーザーは、Phaverを使って自分の投稿数をポスト(1とか2とか・・・)するということをやりました。それを見たPhaverチームは、彼らを一時的にBAN。BANされたユーザーは、「Lensterでこういうタスクがあって・・・」と説明しました。

Phaverチームは「そんなふざけたキャンペーンやめさせてくるわ」と言うと、数日のうちに、本当にそのタスクはなくなったのです。

Lensでもっとも使われる大きなプロジェクトに簡単に物申せるPhaverチームは、やはり大きいと言わざるをえないと思いました。

どんな人たちが出資しているの?

クリプトPJにおいて、そのPJにどんな人たちが出資しているのかは非常に重要です。Phaverにどんな人たちが出資しているのかというと、以下のようになっているようです。

Foresight Ventures、Alphanonce、PHD Capital、MetaExplorer Ventures、Binanceの初期従業員やcrypto.com ICOコーディネーターなどの主要なweb3エンジェル投資家、トルコの主要なKOLなどの投資家がいます。そしてその他の国々からも近々投資家が増える予定です。その他交渉中で、現段階では公表できないVCらも多いです。

「Phaver」が目指す、web3時代の分散型SNSとは?より

現状でわかっている出資者はこれだけですが、現在も調達を実施中とのことで、今後どのようなVCが入ってくるのか楽しみです。

Phaverトークンについて

Phaverには、ガバナンストークンとユーティリティトークンの二つのトークンがあります。ユーティリティトークンは発行枚数が無限となっているようです。が、現状ではそれ以上の情報はあまりなく、公開を待つしかありません。

今Phaverでは何ができる?

Phaverはまだ資金調達も発表されてない、かなりアーリーなプロジェクトなわけですが、現状で、さきほども書いたようにPhaver Pointというのを集めることができます。これが今後Phaverのユーティリティトークンに変換されるとのことです。

アプリに登録する

Google PlayiOSでPhaverアプリをダウンロードすることができます。Phaverは、Lens、サイバーコネクトと連携が可能です。

投稿する

自らPhaverを使って投稿し、他のユーザーが自分の投稿にステークすれば、1ステークあたり1ポイントを稼げます。

一回投稿するのに50ポイントかかりますが、1ステークあたり10ポイント稼げる「Premium Topic」というのもあります。

他の人にステークする

先ほども書きましたが、他の人にステークすることでもポイントが稼げます。ステークは一人あたり1日5回までで、ステーク回数は日本時間の13時に毎日リセットされます。

他の人の投稿にステークした場合、なるべく早くステークし、その投稿がその後拡散されれば、たくさんポイントがもらえる仕組みです(詳細はあまりわかっていません・・・)

13時直前はステークポイントが余っている人が少ないので、13時前後を狙ってステークするとかすると良いのかもしれません。

レベルを上げる

CliqueというdAppsから、Phaver SBTをミントすることができます。これをやることによって、レベルを上げることができます。

現状はレベル2までしか解放されていません。

レベルを上げると、将来Phaver Pointをトークンに変換するときに有利になるそうです。

Phaver Frensになる

Phaver Pointを2000消費し、Frensへの応募をすると、チームのレビューの結果を受けてPhaver Frensになれます。Phaver Frensになると、体感ですがステークされやすくなります。

Blue Checkになる

かなりハードルが高いですが、Blue Checkというのもあります。先ほど書いたClique SBTと関連していて、ツイッターでのアクティビティに応じて、チームがレビューを行い、付与されるようです。

おわり

最後はかなり雑になってしまいましたが、あまり公式のドキュメントとかもないのでディスコードで色々情報をチェックする必要があります。でも丁寧なドキュメントがない分、参入障壁がそれなりに高く、まだアーリーアダプターになれるのかもしれません。

また、サイバーコネクトは近々CYBERトークンをローンチしますし、Lensもたびたびトークンの噂が出ていたりします。これらのソーシャルプラットフォームが盛り上がってくると、その上に乗っかってくるdAppsにも注目が集まるのではないかと思っています。

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