マルチシグでトレジャリー管理

コミュニティトレジャリーを管理するためのツールを試していく。

要件

  • リカーリングな支払いとスポット報酬支払いの両方に対応
  • マルチシグ署名、できればトリガーを投票にする
  • バッチTXで手数料を最低限にする

Gnosis Safe

共有コントラクトウォレット。Safeウォレットを作り、署名者をコアメンバーから選定。

Parcel

超ベンリ。UIがシンプルで操作に迷わない。EthereumとPolygonのみ。

  • 1人向け、複数名向け、CSVでTX作成
  • ドル入力でトークン数量を自動計算してくれる
  • TXごとに支出項目と支出メモを残せる
  • リカーリング支払いワークフローを登録できる
  • デリゲートアクセス機能では署名者以外がTX作成できる
  • 投票をトリガーにはできない

ここでTX作成したり、他のツールでTXしてレポートだけで使うのもあり。

CoinShift

Powered by Gnosisのトレジャリー管理ツール。Parcelと同じでシンプル。

  • 1人向け、複数名向け、CSVでTX作成
  • ドル入力でトークン数量を自動計算してくれる
  • TXごとに支出項目と支出メモを残せる
  • Team登録で定期報酬額を設定できる()
  • 署名者以外のコントリビュータがTX作成できる
  • 投票をトリガーにはできない

Superfluid

ストリーミング支払いができる。Optimism, Arbitrum, Polygon, Gnosisをサポート。

  • Safeは使えず、EOAからの送信
  • 支払い専用コントラクトを作成、TOKENxにラップして送信
  • 1日 / 1週間 / 1ヶ月あたりの金額を設定して、送信者は定期的にトークンを補充する

Safeで使うことを考えると、Sablierで同じことができるからいいんじゃないかと。

Utopia

Safeを指定し、コントリビュータ主導で支払いTXを作成できる。機能的にはParcelとほぼ同じことができる。EthereumとPolygonのサポートは確認。

  • 1人向け、複数名向け、CSVでTX作成
  • ドル入力でトークン数量を自動計算してくれる(○日平均を指定可)
  • TXごとに支出項目と支出メモを残せる
  • リカーリング支払いワークフローを登録できる
  • 追加されたコントリビュータがTX作成できる
  • 投票をトリガーにはできない

HistoryはUtopia内で作成されたTXのみ。Safeをetherscanから読み込んでこない。

Request Finance

請求、スポット支払い、サラリー定期支払いを一括管理できる。

ログイン、支払い先登録からメールアドレス必須というのがレガシー感がある。支払いは銀行口座、Stripeのほかクリプトでもできるという、従来の財務ツールとのあいのこみたいな?

サポートするチェーン数は多いが、支払いに使えるトークン種別が固定。

Safeアプリ

Safe内にあるアプリでは支払いに限らず、スワップ、invest, ブリッジ、エアドロなど、トレジャリー管理に必要なことは一通りできる。

Transaction BuilderでJSONまるごと貼り付けたり、SDKでカスタムアプリを作ることもできる。

ZodiacのRealityモジュールは、Snapshotとの連携ができることで有名。

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