最近はクリプト全体が冷え込んでいるからか、値段を抑えめにした複数発行の「エディション」の売り方が注目されるようになりました、場合によっては1/1の一品物より多くの売上が達成できます。
特に紹介したのはkolahonさんの「winter’s song」です、一枚の値段は0.06 ETHで、169枚がミントされました、総売上は10.14 ETHです。kolahonさん普段の1/1の落札は(体感的に)平均1 ETHですので、10倍の大成功になりました。
kolahonさんが販売に利用したのはManifoldのClaim Pageです。Claim Page、「請求ページ」という名前は恐らく最初はホルダー特典の配布の使い方が想定されましたが、普通に販売ページとして利用できます。細かい設定ができるのと、0%の手数料が特徴です。
0%の手数料が特徴です。(大事なので2回言いました)
オンチェーンデータを見ると9月から10月までの間、段々利用数が上がっていたように見えます。
細かい設定は
値段の有料・無料
ミント数の有限・無限
ミント可能の期限・無期限
ホワイトリストの設定
幅広く売り方の対応ができます。例えば
普通の複数発行エディション:ミント無期限、ミント数有限(20枚上限とか)
ホルダー特典:ホワイトリスト設定あり、無料 or 値段低め
季節モノ:ミント数無限、ミント可能の期限あり
トークン規格はERC-721とERC-1155両方対応します、ERC-721だけFoundationに表示されます。「Lazy mint」なので、誰かにミントされるまでブロックチェーンには存在せず、ミントされるまでOpenseaなどのマーケットプレイスでは確認できません。
それでは実際にClaim Pageを作成してみます、前提としてManifoldのコントラクトとNFT作成の知識が必要です、もしやり方をわからない方は私が昔書いたこちらのガイドを読んで下さい:
このガイドでは新規にERC-721のコントラクトをデプロイして、Claim Pageの作成までやります。ERC-721の複製発行は大量にトークンIDを増やしていくので、既存のコントラクト(=コレクション)がごちゃごちゃにならないために、新規コントラクトがおすすめです。
ERC-1155の場合なら別に既存コントラクトでもいいと思います。
まずは studio.manifold.xyz にログインして
新規にコントラクトをETHメインネットにデプロイして
Tokensのタブ→Createボタン→Claim Page
AppsタブにClaim Pageを選択して
New Claim Pageボタンを押して
既存コントラクトを選択します
画像
タイトル
作成者
外部リンク(省略可)
説明文
属性(省略可)
Edition Price (ETH): 値段、無料でも可能
Payout Address: 売上先のアドレス、自分のウォレットアドレスがデフォルトで記入されています
Token Supply: 最大のミント数、無限でも可能
Start Date, End Date: ミント可能の期間、無期限でも可能
Who can claim?: 「誰でもミント可能」と「Allow listを設定してミント可能のアドレスの制限」の設定ができます、一つのアドレスの最大ミント数も設定可能です。allow list設定のやり方は以下のページを確認してください
Claim Page URL: ページのURLの指定ができます
Minting on Mobile Devices: 特に気にしなくていいです
Description: 説明文
問題がなければPublishボタンを押して完了します。2回のトランザションを通してブロックチェーンに刻む必要があります。
Arweaveにアップロード、たまに数分~十数分が掛かる場合はあります
Claim Pageの登録、1回目のトランザクションです(gwei 15で0.0014 ETH)
Claim Pageの作成、2回目のトランザクションです(gwei 15で0.0026 ETH)
設定した通りURLは app.manifold.xyz/c/buta-buta-buta です、すぐに確認できます。
私としては季節モノを期待しています、季節モノの1/1は万が一旬を過ぎても売れなかった場合はとても悲しいです。複数発行は値段を低めにして多くの人の購入に繋がる可能性があります。クリスマスや新年の作品、是非Manifold Claim Pageの利用を検討してみてください。
ちなみに私は🍡以外に草とか豚とかのClaim Pageも以前作ったことがあります、こちらはERC-1155規格です、草love豚loveの方いたらミントしてください、有料です。
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