[Research Note] (3,3)について

ステーブルコインの問題点

  1. そもそもドルみたいなステーブルコインを発行してよいのか?
  2. ステーブルコインはドル価格に引きづられてしまう(ドルが落ちると暗号資産市場も落ちる)
  3. ステーブルコインは裏付けしている会社が倒産したら市場が混乱する

OlympusDAO

  • 各チェーンにおける分散型の準備通貨を目指す
  • 1DAI=1USD
  • 1OHMを1DAIに裏付ける(1OHM=1DAI=1USDではない)
    • 裏付けるだけで,価格は連動しておらず,1OHMの価格は市場に任せる
    • 下限の価格だけを保証する

OlympusDAOの仕組み

  • ボンディング(Bonding)=割安購入
    • DeFi2.0にETHなどのコインを売ることで,その対価としてDeFi2.0のコインを割安で買うことができる
  • ボンディングの仕組みを使いつつ,外部から流動性を買い取っている
OHM Whitepaper
OHM Whitepaper

Staking(=定期預金)

  • OHMトークンをマーケットで購入し、Olympusプロトコルに預けることにより利回りを得る.
  • マーケットからOHMトークンを購入し、プロトコルに預けるため、OHMトークンの価格が上昇する.
  • Bondingで購入したOHMトークンをStakingすることも可能

Bonding(=割安購入)

  • Olympusプロトコルとの相対取引によるOHMトークンの購入
  • OHMトークンをマーケットを経由せず相対取引であり,Olympusプロトコルとプレーヤーがお互いにトークン(OHMの場合は、$OHMと$DAIやLP)を交換する(売買する)行動であるため、OHMトークンの価格は動かない.

Sell

  • 文字通り売るという行動
  • マーケットにOHMトークンを売却するため、価格が下落する

OHMプロトコルはなぜ高いAPYを提供できるのか?

  • 新規参入者からのBonding収益を提供している
  • BondingされるたびにOHMトークンの数量は増える為,価値は落ちていく
  • そのためstake配当を配りsellを防いでいる.

Ref

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