[Research Note] X to Earnと相性がいい領域について

2022.04.28の @ishicorodayo@tko99999_jpのTwitter Spaceのメモ

X to Earn はなぜ自社トークンを発行するのか?

  • Cryptoサービスの強みは通貨発行権(シニョリッジ)を持つことができること
    • 今までのビジネスではシニョリッジを持つことは不可能だった.
    • 独自通貨を発行するにおいて担保が必要ない
      • 恣意的に無担保でトークンを発行することができる(発行条件を設けることができる)
      • ETH,SOLにすると仕入れが必要になるが,独自トークンにすると原価がいらない
  • ユーザーは運営側に独自トークンをSOL等に交換するのではなく,DEXで交換する

X to Earn の取るアプローチ

  • X to Earn に求められるアプローチ
    • 投機目的以外の需要の創出
    • Burnの原資を用意する
  • X to Earnは外部エコシステムからお金を取れるかどうかが重要
    • CO2排出権を市場で売却する
      • テスラがやっている
      • STEPNもやろうとしている
  • Burnの原資があるかが価格の成立に於いて重要になる
  • Sustainableなトークンモデルを作るためには,ETHのように決済手段として確立するか外部エコシステムが必要になる
  • いかに外部エコシステムと繋ぐことができるができるかがポイントになる
  • 無担保型のトークンは発行量とBurn量のバランスが重要になる

Axie Infinityの事例

  • スカラーモデル(レンタル制度)の発明
    • 利点
      • ユーザーとしては原資として買わなくてもよくなる
      • エコシステム側としては買いの需要は減っていない
    • 問題点
      • スカラーマネージャーのような大口が増える
      • 大口が抜ける瞬間に売り圧が一気に増加する
        • 市場価格が落ちる→ ユーザーのパニック→ 大幅暴落につながる
  • Axieはギルド運営に最適化されていた
  • Greedが一番儲かっていた

Stepnの事例

  • STEPNはエコシステムが大口に適していなかった(獲得できるトークン,新規アイテムの生成フロー等)
    • 売り圧が発生しづらい

クジラについて

  • クジラが入るべきか入らないべきか?
    • クジラによってプロジェクトが伸びることもある
  • WLのホルダーの数を見る
    • クジラの保有割合を見る

ガバナンストークンのステーキングについて

  • コミュニティのトレジャリーにステーキングさせることによって,売り圧を減らすことができ,トークン価格の下落を防ぐことができる
  • L1チェーンのステーキングと異なり,Dappsのステーキング売り圧を避けることが目的の場合が多い

Web2 Play to Earnとの違い

  • Web2 Play to Earnの賞金の原資は課金か広告になってしまう
    • 課金が入るとある地域ではギャンブルとすて法に抵触する可能性がある
    • 広告単価が高くないと成立しない
    • 賞金が原価として計上されるので原価率が低くなりやすい
  • Web3はシニョリッジによって原価0で通過を発行することができる

Web3サービスのポイント

  • 外部エコシステムとのつなぎ込みができている
  • トークンホルダーの数が多い
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