結構いろいろな動きがあったので、2023年を振り返っておく。
が、2023年を振り返る前に、2022年の年末の話から。
2022年の12月の忘年会で、南国さんに紹介してもらいAvalancheのコバタケさんに初めて声をかけた。
個人的にAvalancheをずっと追っており、SubnetやAWMはSARAHで考えていることを実現する上で、ぴったりだと思い、ぜひ話を聞いてもらいたいと思っていた。
軽く挨拶させてもらい、その場で考えていることを話させてもらった。その場での反応はあんまりだった気がしたが、後日、一度MTGしましょうとなって、仕事納めの翌日の12/29にオンラインで話すことになった。
コバタケさんとMTGするつもりでいたのに、まさかのSamuraiさんさんとRoiさんまで参加すると言われ、すごい緊張したのを覚えている。
今までSARAHでWeb3を使ってどういうことをやるかについて考えてはきていたものの、他の人に話したりする機会もなかったので、「甘すぎる」「Web3でやる意味ないでしょ」って言われると思っていたからだ。
が、話すとむっちゃいい!みたいな感じになってびっくりした。
むちゃくちゃ絶賛してもらえて、いい気分で2023年を迎えられた。
年末に上記のようなやり取りがあり、新年早々ガッツリWeb3をやって行くことになった。
とりあえず、メンバーが足りない!ってなったので、昔のインターン生たちを集めて勉強会を始めた。
0xwataがメンバーとしてジョインしてくれた。(0xwataはAvalabsのメンバーと毎日のようにやり取りをしていて、今国内でAvalancheむちゃ詳しいエンジニアになってる。)
とりあえず、社内のメンバーでEthGlobalTokyoに参加した。
ETHGlobalTokyで同じ知り合って同じチームとして活躍してくれたKotaさんはその後SARAHを手伝ってくれるようになり、むちゃ開発まわりで活躍してくれている。
他にもVess経由で興味を持ってくれたbibittoくんはむちゃ優秀すぎてやばい。
こんな感じで徐々にメンバーが増えてきた。
GWに27時間のフライトの末に辿り着いた Avalanch SummitⅡ ではAvaLabsのDanにSARAHの話を聞いてもらった。PitchDeckを見てむっちゃ喜んでくれて、スライドの写真まで撮ってくれた笑
その場でパートナーシップの締結も決まって、速攻Slack繋いだりで、色々開発周りのサポートをしてもらっている。
IVS Crypto KyotoではAvalancheのブースにご一緒させていただき、3日間カレーを配らせてもらった。サイドイベントのIVS Crypto CHAYAもご一緒させてもらいブースを出させてもらった。
IVSでのカレー配布が結構認知を取れていて、いろいろな人から「カレーおいしかったです!」って言われたり、「あ、あのカレーの!」って言われるようになった。たまに「カレー屋さんだと思ってた」と言われることもある笑
2023年の後半からは、イベントの登壇をさせてもらう機会が増えた。
登壇させてもらったイベント
1年前まではグローバルカンファレンスはオンラインで見ている側で、半分ぐらい英語で何言ってるか分かってなかったけど、まさか自分が登壇する側に回るとは思っていなかった。
2023年は本当にいろいろな人やプロジェクトにサポートしてもらえて一気に進めてこれたと思う。
招待してくださった皆様ありがとうございました!
Web3化の裏で同時並行的に進んでいたプロダクトビジョンの整理であるが、実は一番重要なのがこれだった気がする。
2023年の前半、SARAHアプリはどこを目指すのかが見えづらくなってきていた。
Web3としては、TokenやNFTの設計を行なっていく中で、リリースから9年経った既存サービスも並行して開発・改善しており、プロダクトとして、どこを目指していくのかがふわっとしてきていた。
TokenやNFTは何のために作っていくのか、どこに向かって投稿数やユーザー数を増やし続けているのか?について、長い時間をかけて考えていった。
色々考えた結果、「おいしい!を増やす」という答えに行き着いた。(このあたりは別途詳細を書きたい)
一義的な「美味しい」ではなく、「おいしい!」という、人によって感じる対象が異なるけれども、誰もがうれしくなる体験を世の中にどんどん増やしていきたい。
このビジョンが決まった瞬間に、Web3化する意味についてもチームでスッと落ちていった気がする。
Web3の魅力は、グローバルスタンダードな考え方であると思った。
事業はもちろんのこと、Web3の業界で働いている人の視点や考え方がグローバルスタンダードを意識してしていると思う。
個人的には、ここがWeb2との大きな違いだと思っている。
やはり、情報の質や量、スピード、規模や視座などが全然違う。
正直、Web2でやっていたときは、そこまで意識していなかったし、英語もほぼほぼ使う必要がなかったが、Web3に入ったこの一年で、海外事業者と話す機会が一気に増えて、自分が考える視座が一気に視点がグローバルになったと思う。
国内で成功してからグローバルを目指すのではなく、Day1グローバルで行かないといけないというのを強く感じた。
そして、海外のイベントに参加したり、海外の事業者と話すことによって、日本の食はまだまだチャンスがあって、海外には追いつけないアドバンテージがまだまだあることに気づけた。同時に、課題も多く存在しており、たくさんのチャンスが眠っていることに気づけた。
ブロックチェーンを活用してデータを保管したり、トークンやNFTを発行することは、我々のビジネス・領域においてとても意味があると思った一年だった。
SARAHは、メニューに対しての口コミが集まっており、飲食店を探すときにユーザーに対して価値を生んでいる。しかし、視点を変えるとこれらのデータは消費者が何を食べたかというヘルスケアデータにもなる。
ブロックチェーンでデータを保存することによって、企業やサービスの寿命に左右されないデータの長期保管が可能になり、データを誰でも閲覧・利用することができる。
現状のやり方では、各社が同様のデータを集めることにリソースをかけていて、ユーザーが享受する価値が向上しない競争が生まれていると思う。
ブロックチェーンを活用することで、世の中の有限のリソース(人・物・金)の配分をよりよい方向に持っていけると思っている。
独自Tokenに関しては、法定通貨で計測できない価値を計測する手段として使うのが良いと思っている。
法定通貨で計測されている価値に関しては、本質的には、Fiatで価値を払うべきで、Fiatでの価値が決まっていないものこそが、Tokenを活用する領域だと思っている。
食の領域には、まだまだ計測・可視化できていない価値がたくさん眠っている。
例えば、おいしいお店を教えてくれたり、お店の予約時間を調整する行為など、これらは行為は、世の中に価値を生み出しているのに、Fiatでの定価がついていない価値である。
Tokenによって価値を計測することによって流通量が増え、より世の中に「おいしい!」が増えると考えている。
また、NFTは貢献の可視化・認証する手段として使うのが我々にとっては良いと思っており、上記のTokenとの相性が良いと考えている。
この辺りについても別途詳細の記事をどこかで書いていきたい。
トークノミクスについて考える機会が多かったからか、事業を考える上でも、日本のGDPを如何に増やしていくかについて考えるようになった。
既存ビジネスのディストラプトでは、GDPが増えていない。
GDPを大きくするためには、ディストラプトではなく、今までにない新しい価値をクリエイトしていく必要があると思っている。
市場規模として、どこのマーケットを取るという議論よりも、これをやることによって、市場規模をどれだけ大きくできるかについて、考えていきたい。
来年は2023年に少ないメンバーで手探りで仕込んできたことが、一気に出せる年になると思っている。
SARAHアプリはついにTokenやNFTを出していき、ONIGIRI Chainも本格稼働します。
年明け早々から、リリースもバンバン出していくので、日本の最後の武器である「食」を活用して、グローバルに「おいしい!」を増やしていきます!
が、全方位で全然人足りてないないので、一緒に頑張ってくれるメンバーを大募集してます。
少しでも興味持ってくれた方ぜひお気軽にTwiitterで連絡ください!!
オフィスまで遊びにきてくれたらカレーあげます🍛
あと、イベントのスポンサーや出展、スピーカー登壇などもどんどん増やしていきたいので、ぜひよろしくお願いします!!🍙